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04/16/2014

転換期の予兆?

世界のバナナ生産に「甚大な被害」が出る恐れ、パナマ病が拡大中(AFPBBNews)・・・ついに、と言うかやっぱりと言うか。こういうことになるんではないか・・・と色々言われていたのですが・・・。

バナナは世界にいくつもの種類がありますが、最も流通している「フルーツ」としてのバナナは実は一種だけだったりします。
しかもこのバナナ、種がありません。
どうやって増やすのか、と言うと株分けであります。ある程度生育したバナナの「木」から株を分けてよそで栽培するわけです。・・・この方法でずっとやってきたわけですが・・・。

株分けのメリットはある程度育った状態なので外部からの刺激にも強い。そして何より親株と同等の資質を持つ、ということにあります。ほとんど「クローン」のようなものなわけです。
全部が全く同じ、ということで品質の「ぶれ」がほとんどありません。その資質が優れていれば優れているほど有利なのですが・・・そこには落とし穴も。
全く同じ、ということは弱点も全く一緒なわけです。

つまり大変な難病が流行ると一気にかかって一気に滅ぶ可能性が高い、と。・・・病気のかかりかたも一緒なので、そういうことのないよう、業者を始め皆が注意していたのですが・・・今回は、ちとヤバいかも知れません・・・。
過去にも似たようなことがあって「種を変更」したりしてます。・・・もちろんそんなことがカンタンにできるわけもなく。時間と手間もそうですが、何より「被害」の甚大さ、というのが・・・。
もしかすると今から十年くらいしたらバナナがそれまでとは違ってきているかも知れません。基本的には変わらんのですが・・・どこかが違う。
それでもバナナはバナナなんですが。・・・そういう作物だと思うしかない、ということなんでしょうか・・・?

02:03 AM | 固定リンク