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03/07/2014
NINJA
ハローワークで「忍者募集・秘伝書支給・流派不問」(Yahoo!:ねとらぼ) 正確には「忍者講師募集」といったところでしょうか。小学生を対象に江戸期の忍者の「秘伝書」を使って学ぶ・・・忍者学院。
実際、「忍者」というのはそれこそ江戸期の講釈から現代のマンガまで幅広く題材として使われてますが・・・かなり「イメージ」の絡む題材で、結構色々な解釈ができそうな代物ではあります。
何かの番組で「望月家(伊賀忍者では名が知れている)」の・・・本家じゃないと思いますが分家の当主、みたいな人に話を聞く、というのがあって
「これが秘伝書らしいのですが」
と巻物をいくつか。それっぽい図も載ってます。ただし
「私は読めませんし、口伝とかそういうのも伝わってないです」
と・・・苦笑い。まあ、現代の「忍者」はそんなもんかも知れません。
これが海外に行くとまたちょっと事情が違ってきます。
「NINJA」というのは寡黙なスーパーヒーローみたいな扱いになってます。日本ではどっちかと言うと「闇に潜んで生きる」「刃の下に心で忍ぶ」とかあんまり「ヒーロー」してるイメージではなく。時代劇だと大抵やられ役とか黒幕ですし。・・・ただ、最近は海外のそういった動き?を捉えてか結構「明るい」忍者も出てきてますけど・・・アメコミとかあっち系の「NINJA」は・・・なんか楽しくなるぐらい勘違いしてたりして、逆に面白かったりしますけども。
そもそもの発祥は実はよく分かってなかったりします。体術はやはり大陸伝来か・・・とされたりして、それが修験道と結びついたのではないか、という説もあります。修験道とは密教系の仏教の流れを汲むもので・・・山野を駆け巡って厳しい荒行を重ねていった、とされています。その中で体術も磨かれていった、のかも知れません・・・。
九字と呼ばれる「臨平闘者開陳列在前」もその流れから、とされていますが、さて。
実際本場とされる日本でもよー分からんもんだったりしますが。江戸期のヒマな時世にあれこれ付け加えられていったんだろうなあ、と。その辺は「海賊」と似てるかも知れません。実像と伝わってるモノは大分違ってるような・・・ああ、しかし、両方とも某週刊マンガ雑誌では大人気だったりしますが・・・。
「手裏剣は投げるのではなく撃つ!」といった格言?もあったりしますが・・・。
それでも時代の流れにはナニモノも逆らえないものであります。忍者の先生を公募しても、生徒が小学生でも・・・いやしかし、なんかこういう創作物もどっかにあったのような・・・なんかの・・・玉?
03:05 AM | 固定リンク