02/19/2014
面白ければいい
・・・とまで言い切れませんか。
ゴーストライターの存在を公表した「佐村河内氏問題」ですが。「ゴーストライター」はどこまで許容範囲か?(Yahoo!:THE PAGE) 「パクリ」なら相当に深い問題なのですが、「共演」なら問題はなくなるのでは・・・。
この辺、かなり微妙であります。
一番分かりやすいのは「発表名」で、「ナントカという人物が創作しました」という名称通り100%そのナントカが作っていれば何も問題ないわけです。しかし・・・現状でその「100%が無理」という状況を持つ創作家がいて、そこから「問題」が起きてくるわけです。
その理由は様々。創作家と言えども24時間全てを創作にあてることが可能なわけではありません。通常の勤め人との二足のわらじ、いや、三足以上のわらじをはいている人もいます。・・・売れてないわけではありません(売れてない創作家のほとんどはそんなもんですが)色々な事情があってそうなっている、という人も少なからずいると思われます。
そうなると「ゴーストライター」つまり他に誰かに創作の一部を任せる、ということもあり得るわけですが。
・・・その「ナントカ」のファンからすればたまったもんんではないわけで。その「ナントカ」氏が全部作ってるかと思ってれば実はそうではない、と。そりゃあ・・・詐欺だろ、と。
しかしその辺も程度の問題ではあります。某長寿すないぱー漫画とかコドモ推理マンガてのはかなりの数の「ブレーン」つまり「原案提出者」がいる、という話があります。・・・しかしそれはそれでストーリーにはさほど問題はなく。作品の雰囲気も損なっていないので特に問題になっている・・・とは思えません(過去に問題になった作品がないわけじゃないんですが)。
その一方で問題になるのは「オレ一人で作ってんだ」が「実は協力者がいまして・・・」のパターンだと思われます。聞こえる聞こえないとかそういう問題ではないような。
つき通せるウソなら最後までつき通せばいいもんなんですが・・・そこまではできなかったようで。そういうことができなかったからこうなってしまったのかなあ、とかそんなことも思いますが。最終的に法廷にまで発展しそうな勢いではありますけども。
・・・でもどっちかと言うと問題はそれよりもこういうのを許してしまう業界の空気なのかも知れません。
こういう業界に限らず「バレなきゃ何やってもいい」的な空気はどこにでもあるもんであります。そしてそこからエスカレートが始まる。・・・本格的に「危機」を感じるならこれを機会としてそういった「ウミ」を一掃できればいいのでしょうけど・・・。
まあ、無理かな、と。ニンゲンてのは定着を好む生き物でありますし。よほど大きな震動がないとなかなか変われないもんで・・・これくらいだと微震くらいなもんでしょうし。
02:09 AM | 固定リンク