« 実際カネかかりますが | トップページ | コミュニーケーションの問題じゃない »
01/13/2014
どんなオークション
絶滅危惧のクロサイ、狩猟許可証が物議を(CNN)・・・「狩猟許可証」と言っても無制限にばんばん狩っていい、というわけではなく。ナミビア政府が年に三頭だけ狩ることを許可しているうちの一頭を狩ることのできる許可証をアメリカでオークションにかけよう、ということであります。
狩りは厳重な監視の下で行われ、老齢のサイのみ狩ることを許されるんだそうですが。
・・・問題?なのはこのオークションで得た収益は全てクロサイ保護のために使われる、ということであります。・・・保護の対象を狩ることのできるオークションの収益を保護にまわす、というのも・・・?
クロサイはその名の通り「サイ」の一種で、アフリカには別にシロサイというのもいます。両方とも植物食ですが、食性の違いが顔の位置に表れている、という説があります。シロサイは地面の草を食べるため顔を低く保ち唇が平らで、クロサイはやや高い位置の葉を食べるため顔を上げていて唇が尖っている・・・というものだったりします。
しかし、いずれにしてもその特徴は鼻の上に生えた「ツノ」で・・・皮膚の一部なんでツメみたいなもんですが・・・その珍しさ故に長い間狩猟の対象となってきました。シロサイもクロサイも手厚く保護されています。あるいはインドのインドサイも。
それでも保護にはお金がかかるもんなんで、資金はどうしても必要なのですが。
・・・なんか最終的には狩猟とはあんまし関係ない団体とか人物が競り落として「許可証を使うつもりはない」と宣言してなんか美談?になりそうな気もしてるんですが。そうなればクロサイ保護の面目?も保てますし。
しかしそれとは別に本気の狩猟マニアが落札したらやっぱり意気揚々と狩りに行くんだろうか、と。老齢のサイを狩ることで若いサイが生きやすくなる、というのもなんだかなあ、と言う気がしますし。
・・・どんな結末になるにせよ、主役は「サイ」なんですが・・・その辺、大丈夫なのかな、とかそんなことも思ってしまいますが。
04:43 AM | 固定リンク