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01/14/2014
コミュニーケーションの問題じゃない
若者がテレビを見ないのはコミュニケーションの問題?(Yahoo!) それはなんかどっか違うと思いますが。「テレビ=コミュニケーションツール」という図式が果たして成り立つのかどうか。
テレビの番組というのはあくまでもコンテンツ、つまり「内容」の一つなわけです。映画や本の中身と一緒。その「内容」に関して他人とコミュニケーションを図る。ということはもちろんあるでしょうけど(ねえねえ、昨日のアレ観た? とか)「テレビ」そのものを使ってコミュニケーションを図る、というのは・・・本そのものを使って誰かと話そうとする行為と同じなわけで。物理的に不可能かと思われます。
それに・・・「テレビを観る」=「ひとりぼっち」というのも。
一人暮らしならそれは当たり前ですが。家族で暮らしてる場合はどうなんだろう、と。家族全員で食事してる時に一人だけ携帯いじくってりゃそっちの方が「ぼっち」なわけで。「自分たちのネタの方が・・・」というのも、なんだか。それはネタの質も状況も全然違う同士を比べているようで、無意味であります。
テレビを観なくなったのは「他に面白いもんがある」からであります。
その中にはもちろん「今のテレビは面白くない」というのも含まれてます。一昔前ならテレビかラジオ、という状況でありました。さらにマンガ・ゲーム・書籍から絵画、というように「面白いもん」もありましたが・・・現在はそれにプラスしてネットやそれこそ携帯・スマホなどとさらに「面白いもん」が出てきてるわけです。
選択できる、というのは非常に幸福なことであります。それだけモノがあふれている、ということですから。
・・・「昔のテレビの方が面白かった」というのは選ばれることの多かった昔の方が多様な要求に応えようとしていた・・・という見方もできます(基本的にニンゲンは最初のインパクトをいつまでも引きずるイキモノですが)。そういったもんがないから、面白くないからテレビを観ない、ただそういうことだと思うのですが。
12:02 AM | 固定リンク