« ネット力・・・? | トップページ | なんかどうでもいい »
01/28/2014
知ること
京都・鴨川のヌートリア捕獲調査へ(Yahoo!:京都新聞)。ヌートリアとは記事中にもあるように大型のげっ歯類で・・・平たく言えばネズミに近い仲間、ということになりますが・・・単純に日本では近い仲間が後はリスとかそんなもんになるので「ネズミ」を例えに使うんですが・・・こうすると妙なイメージがつきまとうことになってしまう・・・。
そもそもは毛皮目的で輸入、しかしその後毛皮産業の衰退や業者の倒産などによって野生化した個体が川べりで繁殖しています。そして・・・特定外来生物に指定されています。
指定の理由は環境への影響であります。
例えば↑記事にもあるように二枚貝を大量に捕食したりする。あるいは川べりに大きな穴を開けてしまったり。環境への影響が少なくない、とされています。
が・・・コレで調査開始、ということはあまり知られていない側面がある、のかも知れません。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」というのは孫子の兵法ですが。十分に知らないで「駆除だ!」というのはちょっと早計かも知れません(兵は巧遅より拙速を尊ぶ、というのもありますが・・・)。
例えば・・・なんかに利用できないかなあ・・・とか。
一番手っ取り早い外来生物駆除法は「食う」ことだったりします。ブラックバスやブルーギルなんかはうまくこの方法で軌道に乗せてしまえば結構な効果が期待できると思うのですが・・・魚好きのはずの日本人なのになぜかこの魚を食いたがらない。「食えない」と思ってる人も多数。「泥臭い」とかそういうのもありますが・・・きちんと調理すれば(ちゃんと火を通す)非常に美味だ、という話もあります。
・・・何より先入観が、どうも。食べる、というのは自身の中へ食物を取り入れるわけですから、あまりいいイメージのないもんを早々口にしたりはしないわけで。その辺、文化とかそういう話にまで発展していきます。
ヌートリアは・・・「ネズミ」という先入観があまりに強すぎて日本では無理なんじゃないか、と。・・・いや、現地ではどうなんだろうか、アレ食用になってるんだろうか・・・?
輸出・・・いや、そこまでは無理ですか。しかし「知って」いけば何らかの方策も見つかるのではないか、という期待はあったりするんですが。
02:00 AM | 固定リンク