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01/04/2014

人それぞれ好みはありますが

漫画原作の実写映画をピックアップ(Yahoo!:クランクイン!)。・・・まあ、例えば好きな俳優・女優が出るから、あの監督がメガホン握っているから・・・と映画を選ぶ基準なんてのは人それぞれなんですが。
「漫画原作」の場合その「原作漫画」ファンはどうなるんだ、という要素がかなり強くなるはずなんですが・・・その辺はどうなんだろうなあ、と。

「映画宣伝の第一歩というのは、『こういう作品がある』と知ってもらうこと。その点、漫画原作の実写化ということで、もともと知名度のあるタイトルを選べば、それだけで話題になりますからね。『誰がキャスティングされた』というだけで、大きなニュースになります」(「」↑元記事より引用)
・・・そこまで大きなニュースになるんならその原作ファンがまず知るんでは、と思うのですが。話題になればそれでいいのか・・・。
正直なところ「漫画原作から実写映画」となる作品はちょっと前の作品が多いわけです。最新作のものが即座に実写化、というのはあまりありません(進撃の巨人とか例外もありますが)。・・・ということは原作には相当熱心なファンがついている、ということであり・・・さらにそれなりに年食ってるわけです、ファンも。

アニメや漫画で得たイメージがすでに固まってるとこへ「実写化」という文字通り次元の壁を超えるようなアクロバットをかますわけです。そりゃあ・・・違和感も湧き出すかと。

これが新作の漫画やアニメやラノベで当初からメディアミックスで実写化も決まってる、というのならまだ緩和?されそうなんですが。そういうことはまずないわけであります。↑の引用の通り「前宣伝が必要になるから」であります。そうなるとフツーの新作映画とほとんど変わらない。
これと似たような経緯を辿っているのが「パチンコ」であります。名の知れたアニメや漫画を使って台を作る。・・・しかし利用する客にとってはそんなキャラクター別にどうでもいいわけです。どこで当たるか、どういう流れで玉が出るか。が、こういう方面からのスポンサーを得てそれから映画化・二期化、という作品があるのも事実なわけで。
それだけ日本のエンターテイメント関連がいかにジリ貧か、というのを表してる、と言えるのかも知れません。

「内容」ではなく「宣伝」で作品を作ってる、という言い方もできてしまうわけです(深夜アニメは実際そんなもんですけど)。・・・それが果たして今後の映画界にどんな影響を与えていくのか・・・健全なんだろうか、とかそういうところまで話が行きそうな。
・・・中には某外国での実写化に原作者が失望して何年かぶりの国内新作アニメ映画化・・・というのもありましたが。
まあ、こういうのにはどうしてもオカネが絡んでくるのはある意味仕方ないっちゃあ、仕方ない話なんですが。大コケしてもどこかで取り戻せるからそういう作品を作ってもいい・・・とかそういうことならなんだか今後が大変に不安になってくるのですが。

12:44 AM | 固定リンク