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12/05/2013

知ればいいだけ

再来年2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に決定・・・主人公の杉文って?(ネタりか) 井上真央主演、というところには何もなかったようですが、主人公があまりメジャーでないことから一部では批判が起きている、という・・・。
何とも狭量なファンであります。
知らなかったら知ればいいだけで。時間はかなりあるのですから「吉田松陰」でググるなり調べるなりすればいいだけのことであります。あるいは逆に全然知らない状態でいきなり知識をアタマに放り込んでみる、とか。
観る前どころかまだ製作も始まってないうちに「ちょっとねえ・・・」とか言うのなら、今からもう観ない! ということにしておけばいいだけのことだと思うのですが・・・他のキャストでまた違った層が騒ぎ立てたりするんでしょうか?

杉文は吉田松陰の妹であります。
なんで「吉田」の妹が「杉」か、と言うと二人とも生まれた時は「杉」だったからです。松陰を生んだ杉百合之助が「杉」家を、兄弟の大助が「吉田」家を、そして文之進が「玉木」家をそれぞれ継ぎました。が、吉田大助は体があまり強くなく、兄の子(甥)の松陰・・・当時は大次郎・・・を養子に迎えます。当時は「家」に誰かいないと取り潰されますからこうやって養子をとるのは当たり前のことでありました。
しかし養父大助が病死、まだ10歳未満の大次郎はやはり叔父の玉木文之進の厳しい指導のもと、11歳で藩主の前で山鹿流兵法を見事に講ずるほどになりました。

・・・というのが「兄」の松陰なわけです。その妹ですからやっぱり最初は「杉」家からなんだろうなあ、と。・・・当時の長州藩てのは幕末前、ということもあってかなりビンボーだったとか。それほど身分も高くない家柄ですし(一応吉田家は兵法師範なんですが)。
何せ関ヶ原で負けた西軍の大将・毛利家が藩主なわけです。知行は一気に十分の一程度。でも家臣団はあまり減らずについてきた、とか。・・・そうなると臣下に渡す米もない。
そこでこれまでも石高も十分の一にする、とかそういう方向になったようで。・・・幕末前てのはどこの藩も基本的にビンボーなんですが、その中での長州藩。この後から一気にビンボー脱出、となっていくんですが・・・。

かえって違った側面からも見れると思うのですがねえ・・・マイナーな主人公の方が。それになんかどっかで聞いたような名前ばっか、てのもなんか面白くなさそうなんですけど、個人的には。

02:08 AM | 固定リンク