« 焼いても焼かなくても | トップページ | あ た り ま え だ »

11/17/2013

どこから来たイヌ

イヌ家畜化はヨーロッパ起源?(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック) 別にどこでもいいじゃん、とか思われそうですが・・・これだけヒトと身近に接していながら実は「どこからきたのか」という単純な疑問に対して明白な答えがなかったりします。
もちろん「仮説」はあります。
最近は「オオカミが変化」というのが主流ですが、ちょっと前は「リカオン」「ハイエナ」など犬系の動物に対して様々な推察がなされていました。しかしどれにも決定打がない。

最近注目されてきているのが「デンプン消化能力」であります。
肉食動物でも植物を食べることはあります。一説には肉食獣は仕留めた獲物のどこからまず食べるのか。・・・内臓から、と。肉、というたんぱく質の塊からでは摂ることのできない栄養素を補うために・・・。
オオカミやリカオンやハイエナだって植物由来であるデンプン質を消化できるのでしょうけど、イヌほどではないようで。そこで「オオカミ系の動物がヒトの集落でゴミあさりをしていてイヌになった」というのが最近の流れのようであります。

そこで「ゴミ」つまり残飯が出る、ということはやはり農耕が始まってからだろう、と。それもアジアの方からではないのか、と。
しかしヨーロッパのオオカミ、古代のオオカミのDNAを調べたところ、現代のイヌに近いことが判明。現代のオオカミよりも古代のオオカミはイヌの方に近かった、と。そのため「起源」としてはヨーロッパではないか・・・。

・・・まだ確定はできないのでしょうけど。古代のオオカミの詳細な生活データなんてあるわけないですし(実は現生オオカミとイヌってかなり違いがあるそうで)。それに「別にいいじゃん」という声も多く出てきそうなんですが・・・。
それでも知りたいと思うのはヒトの性なんでしょう。何かの役に立つからとかそんなんではなく知りたい。
イヌだけでなくネコもリビアネコ辺りが先祖だ、とされていますがこちらも未確定だったりするんですが・・・。

02:03 AM | 固定リンク