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10/05/2013

考えの古さみたいなもんが・・・

そしてお高いのはあんまり・・・。
違法ダウンロード罰則化から一年、回復しない音楽売り上げ(Yahoo!:産経)。あれだけ「無料でダウンロードしてる奴がいるからCD売れないんだ」と言ってたんですが・・・結局はそれほど変わらず、という結果に。いや、まあ・・・何と言うかそんなもんかなあ、と。
アルバム一枚3千円超なら別にいいや、という声もあると思うのですが。
楽曲ベスト10みたいな番組を見てると、同じようなアーティストや曲ばかりがランクインしてるわけです(そこに業界の操作的なもんがあるのかどうかあたしゃ知りませんが)。そういう一般的?な曲はいいから俺のあたしの好きな曲はどこに行けば手に入るんだ・・・となってるのが昨今なわけで。入手方法は色々。メジャーではないインディーズレーベル・・・つまりは楽曲界の同人作家・・・でだって非常に人気のある人が多いのも昨今であります。

変化、と言うか単純に変わっていくのがイヤなのかなあ・・・。
そもそも日本での「楽曲」は聴きに行くものでありました。記録媒体も何もない時代ならそれしかないわけで。そんな中、最初にできたのはレコードでしょうか。それも当初は非常に高価なわけで。やがて時代が進んでいくと「楽曲」はどんどん手元に置けるようになっていきます。そして手段は多様化も進めていきます。
現行でもレコードからカセット、そしてCD。あるいはPC関連の各種ファイル。
そして入手方法も多様化。ライブに聴きに行くのもよし、店に買いに行くのもよし。PCで買えるものなら足を運ぶ必要もない・・・。

・・・しかし何でしょうね、ここら辺は電子書籍と似てるかも知れませんが。なぜか既存?の勢力?は新興の「でんし」関係を非常に嫌う傾向にあります。
もしホントウに楽曲を日本で現状に合わせて売りたいのなら電子関係から何からで色々そろえてみたらいいわけです(もちろんそれなりの価格設定が必要ですが・・・でないと海外の勢力?に対抗できない)。でもそういうことはあまりせずになぜか現物販売にこだわる。・・・何年か前にどっかの楽曲販売会社の責任者が「どいつもこいつもCD借りてすぐにデータ化しやがる」とコピーできないCDもどきを売り出したりしましたが。今もノリはあの頃と変わってないように思われます。

いいもんならどんなもんでも売れる。というのは真実ですが。
それ以前に「価格」と「状態」をどうにかできんもんかな、と。やり方は無数にあると思われます。レーベルの垣根取っ払ってもいいですし、製造をよその国に託してもいい。電子配信をもっと組織的にやるという手もあるし・・・才能あるアーティストの多元的な発掘もいいんじゃないでしょうか。
変化しないと生き残れない、というのは至言なわけです。そしてこれは楽曲だけではなく・・・どんなことにも言えると思うのですが。

02:24 AM | 固定リンク