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10/06/2013
憧れるのは罪ではありませんが
アメリカ。10代少女たちの危うい目標「サイギャップ」(Yahoo!:AFP=時事) これは「太もものすき間」という意味なんだそうで、普通にしていてもすき間ができるような太もも・・・つまりそこまで痩せていることに憧れる10代がアメリカで増えている、と。
なんかこういうのは日本でもありそうなんですが。
成長期の中高生がダイエット、とか。当事者?である女性側からすると「痩せている方がいい」となりますが男性側からするとあまり意識してないのも事実。さらに今では「太っている=自己管理ができていない=使えない奴」みたいな構図が成り立っているところもありますが・・・少し昔(と言っても終戦後)だと逆に太っている方がステータスだったりした、とそういう話もあります。
理由は「太っている=食べ物がある」ということなんだそうで。これは日本だけではなく太平洋の島でも似たような感覚があるのだとか。アフリカへ行くと似たような理由で太っている女性の方がモテる地域、というのもあるんだそうな(太っている=栄養をたくさん摂っている=健康な子を産む)。
そんなわけで。太っている=悪、というのはいわゆる先進国での認識とも言われています。
が、いくらそんな認識だからと言ってやりすぎは・・・どうなんでしょう。
特に10代というのはこれからの身体を支えていく「土台」を作る重要な時期なわけです。色々な意味で。そこで不十分な「成長」しかできなかった、となると・・・今後に影響が出る恐れがあります。実際、終戦直後に(もちろん痩せる目的などではなく)十分な栄養を摂ることのできなかった世代と現在の世代を比べてみると、成長に明らかに違いが見られます。・・・若いうちは食っとけ、という古来からの教え?はあながち間違ってはいないのでは、と。
そうは言っても「ああいう風になりたい」というのは世代を問わない憧れですから。それを無理に、というわけにはいかないもんではあるのですが。それでもなあ・・・いや、時々本当に骨と皮だけになってる女性、というのを見るのですが。まあ、事情は色々ありそうですし。簡単にどう、とは言えないのですが。
何らかの事情で仕方なくああなってしまった、というのならともかく。痩せて見栄えよくしたい、というだけであれほどまで不自然な身体になる、というのは・・・と、ちょっと考えてしまうのです。
02:03 AM | 固定リンク