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10/04/2013

どうするアメリカ

Iza!国際トピックス:政府機関閉鎖・・・与野党対立で政治停滞
前にちょろっと触れましたが、アメリカの政府機関閉鎖であります。・・・そんなに時間かからずに「復活」するかな、と思ってたんですが。どうも長引きそうな感触ではあります。

コトの発端はオバマ大統領vs議会、みたいなもんであります。
アメリカの議会は上院と下院二つがあって、基本的に両方通らないと法案は可決できません。しかし今は「ねじれ」の状態にあってどっちかが通っても残った方が通さない状態であります。・・・日本でもちょっと前にこの状態だったんですが。そして日本でも予算案が通らずに「閉鎖か」と言われた時期もあったんですが、あの時はぎりぎりで通過。しかしアメリカはそれを通さずに予算が出ない、ということで一部政府機関が「閉鎖」ということに。

オバマ大統領が最も通したい「オバマケア」とは国民総保険関連法案で、これは大統領選の時からずっと言い続けてきたことであります。・・・アメリカには「国民健康保険」制度がなく、個人個人の判断で健康保険に加入します。お金がある人はいいんですが、ない人は入れない。すると高額な医療費も払えるわけもなく・・・大変危険な状態に陥ることもあります。
一方で国民全部が保険に入る、ということになると・・・今度はそれ関係の予算も国から出すことになります。いくらアメリカと言えどもそんなに予算が潤沢にあるわけではなく財政は火の車。そこで野党は「そんなカネあるか」ということで法案拒否。予算関係法案も拒否してるため新年度にあたる10/1から予算が出ない、ということに。

さらにアメリカの国としての債務の法定上限・・・つまりは借金を返すために借金できる上限額・・・もオバマ大統領は引き上げよう、としてたのですが「そんなことするならあの金食い法案何とかしろ」ということでまた野党が反発。しかしこれにはさらに「期限」が設定されていてそれ以降に「上限突破」しても意味はない・・・と言うより今度は国際的な信用を失いかねない事態に。
・・・日本だと結構なあなあ?みたいな状況でなんとなーくどうにかなってたんですが。あっちはやることがちょっと違うようでその辺は逆にうらやましい、とかそんな感情もあるんですが・・・。
実際にそんなことになったらたまらんわけで。一刻も早くどうにかしないと国民からの信用も一気に失いかねないような状態でもあるわけです。

02:53 PM | 固定リンク