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08/18/2013

お粗末すぎる

中国でライオンの代わりに檻にイヌ(Yahoo!:毎日)。何やってんだかなあ、と。どれくらいの期間「展示」してたのか分かりませんが・・・さすがにイヌとライオンの区別くらいつくだろ、と。そういう指摘は今までなかったんだろうか、と。
「チベタン・マスティフ」というのはその名の通りチベット原産の大型犬で・・・実はかなり高価なイヌらしいです。マスティフ、と言えば大型犬の中でもかなり激しい犬種なのですが・・・これが実は原種なんではないか、とか色々。本場チベットから輸入することは難しいのでイギリスなんかにブリーダーがいるんだとか。そっちから日本でも購入はできる、らしいのですが・・・。
チベタン・マスティフ(Google画像検索)
・・・なんかこりゃたしかにライオンに見えないこともないかも。ただ、↑記事の画像では立っているので明らかにまがいもん、ということになりそうですが(イヌ系とネコ系は明らかに印象が違います)。寝そべってたりしてたら・・・ううむ?

ライオンの単独飼育というのはさすがになさそうなので、他のライオンはどうしてるんだ、とかそんなことを考えたりして。ライオンと同居、ということになったらさすがの大型犬もキケンではないかと思うのですが。

ただ、故意にこういうことやると信用なんか完璧なくなるわけです。言い訳もありましたが、なんかそれもアヤシイですし。素直に「ライオンはちょっと出かけているんだ」とかそんな風に書いておけば良かっただけのことであります。なんでそういうことができないんでしょうか・・・?
さらに。「国家一級保護動物・金銭豹」のおりにキツネ、となると。
「金銭豹」がどんな動物なのか・・・検索かましてみると北京のレストランが多数ヒット。いやそれじゃない、と探してみると・・・「雲豹」とは違うらしい。こちらも中国では国家一級保護動物ですが、すでにワシントン条約でも規制されレッドリストにも記載されている正に一級の保護動物であります。
殺される目的は毛皮。大変に美しい模様のため乱獲されてきました。・・・「金銭豹」も恐らくはそういった感じの「豹」ではないかと思われます。「金銭」ですからそんな感じの紋様か・・・。

でもどう考えたってキツネじゃあ・・・それともそれっぽい模様のあるキツネ・・・そんなのいるかな、まあ、いないとも言い切れませんが、それにしてはなんだかお粗末だなあ、と。真剣に動物見に来る人だっているでしょうに。そこへお粗末なまがいもの展示しておいて言い訳、てのは・・・ちょっと。

02:10 AM | 固定リンク