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06/24/2013

大分違うような

日本の「自転車対策」のモデルケース?イギリスの「国家自転車戦略」(Yahoo!:R25) 「国家」が主導してやっている、という時点で日本とイギリスにはすでに大きな隔たりがあるような気がしますが・・・。欧州の他の国だって日本とは事情が大分違ってるような気もするのですが。

たしかに自転車専用道などのインフラ、あるいは国土の狭いイギリスにあるという「歩行者と自転車がスペースをシェアしている」道路もたしかに必要なわけで。しかしそれ以前にやっとかないといけないことがあるような。
・・・「歩行者と自転車がスペースをシェアしている道路」って、日本の場合は歩道になってるわけです。
ちょっと前の道交法の改正で「基本的に車道で歩道は徐行して走るべし」とかそういうところまで踏み込みましたが、それでも実際は守られてないのが現状であります。・・・と言うより日本の場合「自転車は車道も歩道も走行可」という常識がすでにあるわけで。数十年に渡ってこの認識は定着しています。まずコレを打ち壊さないといけない。
「自転車は決められたところしか走れない」という認識を植え付けていくことから始めないと、ただのゆるーい規制になってしまうわけです。

どんなに立派な自転車道を作っても走る人間がダメダメでは意味がありません。
無灯火や逆走、信号無視や走行中の通話やメールなど・・・クルマと比べたらはるかに多いと思われる自転車の「交通違反」、これを変えるには相当な時間がかかります。
イギリスは1999年からこういうこと始めた、となってます。日本でも国家主導で20年30年計画でみっちりじっくり変えていきます・・・というのならまだ納得できるのですが。現行では「法律をちょっといじくる」「意味不明な警察発表」とかそんなもんでは・・・「悪質な常習者には厳罰を」ってのもまだそんなもんなんだ、とか思ってしまうのですが。

01:57 AM | 固定リンク