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06/01/2013

にてねー

ヒトラー似のやかん、話題「沸騰」で品切れ(CNN)。・・・似てる・・・のかどうか、ちょっとアヤシイ気もしますが。取っ手が頭(持ち手があの髪型・・・)でフタのつまみがちょび髭、らしいのですけども。
別角度から→ヒトラー似のやかんの広告が物議を(Yahoo!:女性自身)
こっちは高速道路の広告そのものの画像であります。クルマ運転してて・・・ふ、と視線をやったらヒトラーが・・・とかそういうことかも知れません。じっくり見てしまうと「なんだ、違うわい」ということになりそうな。

思い込みと言うか視覚情報の慣れ、と言うか。
例えば日本の場合高速道路の標識で「きょうと」とやるよりも「京都」とやった方が認識が早かった、とかそんな実験もあるんだとか。「こういうカタチの字はこういうもんだ」→「このカタチはこういうものになる」という予測能力は洋の東西を問わずに人間に備わっているかと思われます。
そこから導き出されるモノを脳内で勝手に予測してしまう・・・しかしそのためには何らかの「とっかかり」が必要になります。

今回の「やかん」は一つは「高速道路の看板だった」ということと・・・やっぱり「黒い持ち手」「黒いフタのつまみ」の絶妙な間隔にあったと思われます。こういうモノをちらっとだけ見て、脳内で無意識にこれに非常に似たモノを探すと・・・「ヒトラー」になってしまった、と。そして相当数の人間が同意してしまったわけです。
アメリカだからかな、と言う気もしますが。これが別の国だったら全然話題にもならないか、それとも別のものになっていたかも知れません。

・・・今回は(看板設置した側には不本意でも)ジョークとなりそうなのですが・・・しかし市長は遺憾の意・・・場合と状況によってはかなりおおごとになる可能性もあったりします。結構意外なところに大事件の芽というのは転がっていたりするもんであります。

02:06 AM | 固定リンク