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06/02/2013

無理に甦らせなくても

いいんでは。もう少し技術が成熟してからでも・・・。
マンモスの死骸から液体状の血液?を採取、クローンによる復活が近づく?(CNN) 実際、シベリアのマンモスと言えば氷漬けなものがほとんどで、保存状態が極めて良いものが多かったりします。ホントかどうか分かりませんが、発掘した氷漬けマンモスの肉をイヌにあげたら喜んで食べた・・・とかそんな話もありますし。
ただ、その「液体」が血液なのかどうか。マンモスに限らず動物の体内には様々な「液体」がありますんで、「血液」なのかどうか(別に血液である必要もないんですが)。・・・気温がマイナス7度から10度だったから「マンモスの血液は不凍液だったんだ!」てのはなーんか怪しい限りですが。たしかに不凍液のような役割を持つ血液を持つ動物、というのは存在しますけど・・・マンモスがねえ・・・哺乳類がねえ・・・?

もし仮にその「血液」からクローンマンモスを造る、となると。恐らくは「体細胞クローン」ということになります。
これは基本的にどこの細胞でも組織でもいいんですが、遺伝情報のある部位を「核」にして近縁のゾウの受精卵の「核」と入れ替える、というものであります。生まれた子ゾウはマンモスの遺伝子を持つことになります。・・・こう書くとカンタンですがヒツジのドリーが誕生するまで相当な時間と手間がかかってます。しかもこうして生まれたクローンは短命なことが多く、まず子孫を残すのも難しそうであります。
クローン技術というのは今、現代でもまだまだ未熟な技術であり・・・そうカンタンにいくもんではありません。
よくある「髪の毛からその人間をぞろぞろ複製」みたいことは現代でもまず不可能です。基本的に何かや誰かから「生まれる」というカタチをとるため、当人と等しい年齢になるまで時間がかかります。さらに一体ずつしか造れない(マウスのように複数頭生まれるのなら話がちょっと違ってきますが)。

そして・・・黄教授ですか。・・・大丈夫なのかなあ、色んな意味で。
黄禹錫(Wikipedia)
いや、韓国の人だからどう、と言うのではなくて。一度こういう「不義理」をしてしまった研究者というのはなかなか立ち直れないものであります。しかも一般人よりも貼られたレッテルは重いわけです。ああ、アレやった人か、というのが。・・・そのためどんな手段でも取りそうで・・・大丈夫なのかなあ、と。逆に言えばここで復活できたらスゴイんですけども。

・・・そりゃ、クローンマンモスとか本当にできるのなら見てみたいのですが。色々応用できそうですし。ただ、現在の技術ではまだ不透明なんではないか、とそんなことを思うのですが。やるならきちんとしたカタチで甦って頂きたい。

02:03 AM | 固定リンク