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05/08/2013

手軽・・・ではなさそう

3Dプリンターで作成可能な銃、CADデータを公開(Yahoo!:AFP=時事)。アメリカのテキサス大学の学生が公開したもので・・・基本的に「データ」「材料」「3Dプリンタ」があればどこでも銃を作ることが可能になります。
・・・可能、にはなるんですが。
どうも目的は最近アメリカで進んできている銃規制強化への反発のようで。実質プラスチックが原材料(撃針と法で定められている金属片以外)ということで安易な作成を懸念する声も上がってます。

が・・・リベレーターって。第二次大戦中に連合軍がレジスタンスにバラ撒いた同名の銃がありますけども、かなり粗悪な品であまり評判は良くなかった・・・てな話がMASTERキートンにありましたが。
単発、つまり一発しか弾丸を放てないのも一緒。実際↑の現代版の方も二発目はなかったらしいですし。
そもそも3Dプリンターって関係企業とか実験室とかなら結構存在してそうですけど、個人では・・・少なくとも日本では・・・そんなにほいほいお目にかかれるもんではなさそうな。それに原材料も。撃針だけは別で作るのか、あるいは別で手に入れる必要がある、とするとまた手間がかかりそうな。・・・それとも別に金属の材料用意して撃針だけ別に作る、とか・・・?
日本だとこれにプラスして弾丸を手に入れる必要もあります。そうなるとお手軽に銃を、というわけにはいかないような。

もちろん国によって事情は変わってきます。アメリカだと弾丸の入手は日本ほど困難ではないでしょうし。3Dプリンターも・・・ってこれはそれほど差はないでしょうか。
実際、そういった施設があれば単発でも銃が作れる、ということに変わりはないないわけです。しかし・・・いつかは、と言うとヘンですがいつかは必ずこういったこと考える人は出てきます。材質をさらに考慮した改善版?みたいのも出てくる可能性もあります。
そういったところをどうするか、と言うのも実は大きな問題だと思うのですが・・・。

02:52 AM | 固定リンク