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05/05/2013

脚のあるイルカ:その後

2006年にこの「あれこれ」で触れた「脚のあるイルカ」ですが・・・4月4日に突然死(iza!)、ということに。
原因などは調査中、ということのようであります。「はるか」という名前(はるか昔から来たイルカということで)を付けてもらって大切に飼育されていたようなんですが・・・残念ではあります。

「先祖がえり」と呼ばれる現象が往々にして起きます。
これはカンタンに言えばその生物には存在しない器官などが存在しているのだけれど、恐らく先祖はその器官などを持っていたのではないか、それが突然「復活」したのではないか・・・ということであります。
しかし「はるか」のようにはっきりした「腹びれ」が付いていて、しかも機能しているっぽい。さらに生きている個体、となると。奇跡に近いことかも知れません。

そのため「はるか」の子孫を残そう、という動きも。「はるか」は野生の個体ですので直接の母系・父系は分かりません。それなら「子」を・・・ということなんですが。
もちろん「子」に「脚」が出るかどうかは分かりません。しかしその遺伝子は受け継がれる、ということになっていたのですが・・・その機会も失われました。
こういう「実例」というのは何ものにも変えがたい存在ではあります。人間の理解している事象なんて、ほんのわずかなものしかないのです・・・。

02:02 AM | 固定リンク