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02/12/2013
あのゆったり感
平均視聴率20%台「探偵! ナイトスクープ」の構成作家が語る(Yahoo!:産経)。昨今のテレビの話であります。出演者がどう、ではなく企画が命。タレントに頼るのではなく良い企画を出していけばいい・・・。
もちろん簡単な話ではなく。低予算で作り出さなければならない、という「規制」もあります。
しかしそういった「タレント重視」がここのところ揺らいできているのではないか、となってます。・・・まあ、作る側ではなく観てる側からすれば現状はそんなに変わってないんでは・・・と思いますが、それでもこういう方が作り手の中にいる、というのは頼もしい話ではあります。
「探偵! ナイトスクープ」長寿番組でもありますが、関西圏ではたしかに非常に人気のある番組であります。・・・DVDなんかも出てるんですが。色々と処理(一般人が多く映ってるため)が必要なのとその数が膨大なため、全部DVDに・・・というのは無理な話ではないかと。関東でもやってますし放映をそのまま見る、というのが一番いいのかも知れません。
「探偵」は関西圏の芸人さん中心。・・・とは言っても毎回同じメンツが出るわけではなく(局長と秘書は毎回同じ人ですが)その時々によって変わります。しかも番組はスタジオではなく調査先、つまり「探偵」しに行った先がメイン。タレント目当ての番組とはちょっと趣きが違うわけです。
出先で起こる様々なコト。・・・もちろんある程度の作意はありますがそれでも自然に進行していく出来事に興味を引かれるわけです(もちろんそういう風に見せている、とも言えますが)。タレントのムチャないじり合いも作ったドラマもない。淡々と進んでいく出来事。
水のような、と言うと語弊があるかも知れませんが。際立って奇特なモノもない、フツーにちょっとばかし奇妙な何かを混ぜる。そのさじ加減が絶妙なのではないでしょうか・・・。
製作陣が何らかの形で交代、ということになった方が番組が変わってしまう可能性が高そうな。もちろん逆に飛躍するのかも知れんのですが・・・あのゆったり感はやっぱり変わって欲しくはないものだと思うのですが。
04:19 PM | 固定リンク