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02/04/2013

ネットで選挙活動

今夏の参院選からネット上での選挙活動解禁か(Yahoo!:読売)・・・「解禁」と言っても程度、と言うか必要な方向性というのがあると思うのですが・・・。

現行の公職選挙法では基本的にネット上での選挙活動が禁止、ということになってます。
・・・いや、別に明示されてるわけではなく。法的な解釈上、と言うか「ダメかな?」「ダメでしょ」と言うか。「インターネット」という情報伝達手段を考慮してない時代の法律を今に当てはめるとこうなる、ということでの「禁止」だったわけです。
結果として。各政党や議員や政治家は選挙期間中はそれぞれのサイトの更新を停止。メールはもちろん、ツイッターやフェイスブック上でも発言を控える、ということになってきてました。
この結果どうなってるか、と言うと。現行の法律では有権者に向けて直接訪問したり手紙を出すことも禁じられています(むしろこっちがメインなんですが)。そのため各候補者が一体何を訴えて立候補しているか、そういうことまで曖昧になってきてたりします。・・・それぞれが何を言いたいのか。それを知るには小やかましい選挙カーとか機関紙とか、あるいは立候補前のサイトをのぞくか・・・と、そういうことになってきてたわけです。

もちろんなんでこうなってきてたか、というのにも訳があります。過去の選挙では熾烈な戸別訪問からのべつまくなしな文書攻撃まで・・・そういうことになってるからやめてしまえ、と。そのため日本は世界でもまれ?なブランド化?選挙になってしまった・・・とも言えたりします。あの政党の支持を受けてるなら間違いないだろう、と。
・・・もちろんこれは一面に過ぎません。長い間一党が与党だった、というのには他の複雑な事情もあったりします・・・。
しかし時代は変わっていきます。そこでネット上での選挙活動を・・・というのはある意味当然な流れではないか、と。

個人的にはそういうのはやってもいいんでは、と思ってます。ある時期になっていきなり政党や政治家のサイト更新が停止、とかなんか妙な話ですし。メールでもあんまりうぜえと思ったら着信拒否にしちまえばいいわけですし明らかに票目あてなフォローとかリムしちまえばいい(もちろんそんな候補者に票を投じるわけもなく)。
ただ・・・いわゆる情報弱者と言うか。あまりネットに詳しくない人たちにとってはどうなんだろう、と。思想も何も全然違う政治家から訳も分からないえんえんメールを受け取り続けるとか、そうなってしまうと・・・。

サイトの更新やツイッター・フェイスブックでの発信程度からにしておけばいいのでは・・・と思うのですが。なりすましに罰則とかそういうのは・・・なんだか枝葉の問題な気がします。それよりも「発信」できるのだからその辺に色々な配慮を・・・と。
何が何でも「発信」というのは場合によっちゃ押し付けになるケースもあるわけです。それに・・・ネット環境のない人は? 現行ではそっち方面は薄いわけです。でもネット環境にない人だってまだまだいる。その辺は・・・どうするんでしょうね?

01:54 AM | 固定リンク