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01/10/2013

かんしゅー

あまりああだこうだは言えませんが・・・よその国のことですし。
スイス・655年続いた「慣習」を裁判所は無効と判断(Yahoo!:AFP=時事)。これは1357年にコンラート・ミューラー(Konrad Mueller)という男が殺人を犯した後に教会に「聖体ランプ」を寄付。罪を悔い改めるためか遺族からの報復を免れるためか・・・いずれにしてもこのランプの燃料代を「永遠に」負担する、と。もし滞るようなことがあれば自分の土地を教会へ譲る、と約束した、とのことで。
・・・この「約束」は655年もの間ずっと守られてきました。子孫、なのかどうかは定かじゃありませんが土地の所有者たちは毎年教会におよそ70スイスフラン(約6600円)を燃料代として払い続けてきたのです・・・。

しかしどうも教会側が「約束」から「義務」に昇格?させようとしたようで。そこで地主の一人が反対。教会は裁判を起こしたのですが・・・「今では法律も変わってるから、地主サンたちが今後も払い続ける義務はないよ」という判決が下ったわけです。

ヨーロッパてのは歴史が古いもんで、こういうのがよくあったりします。・・・たしかに今の法律ならそんなことしなくてもいいよ、という案件は実際結構あるのかも知れません。
・・・日本ならどうでしょう・・・?
実はこの話を聞いたその時に思ったのが「日本なら払い続けるよなあ」だったりします。例え裁判になって、別に払う義務なんかないんだよ、ということになっても・・・なんだか払い続ける地主サンが一人くらいいてもおかしくないよなあ、とか。
もちろん↑のスイスの地主サンたちにもそういう動きがない、とも言えません(この記事からだけでは分かりませんし)。状況的にこんな意味もなくお金を上げ続けるのは、金額が金額でももうイヤだ・・・ということなのかも知れませんし、教会と何かモメてる地主サンがいたりするかも知れない。

その意味でも今後が気になるところなんですが。日本だったら払い続けてそうなんですが・・・あっちでは? と。なんかそんなことまで考えてしまうのですが。

04:25 PM | 固定リンク