« アメリカで飲酒 | トップページ | ゆきのひ »

01/14/2013

それは「たくあん」なのだろうか

辛み成分ゼロの大根作成に成功、臭わないたくあんできます(Yahoo!:朝日新聞デジタル)。たくあん独特のにおい、アレは実は大根の辛み成分がもとなんだそうで。つまり「辛くない大根」を作ることができれば同時に「におわないたくあん」も作ることができる・・・ということになります。

ちょっと前に某ニュース番組でも取り上げてましたが。
実はまだ新品種として確定しているわけではないので、来春辺りから「におわないたくあん」を大々的に・・・というわけではありません。しかしスタジオでの試食では「甘い」「辛くない」という意見が出てましたから、そのうち商品化されていくもの、と思われます。こうやってメディアで取り上げられれば研究も進むでしょうし。
・・・まあ、でも。
「におわないたくあん」というのはそのまま「たくあん」と呼んじゃっていいのだろうか、とか。あるいは辛くない大根なので大根おろしにしても劣化しない、という特長もあるんだそうですが・・・辛くない大根おろしかあ、と。それはそれでどうなんだろう・・・とかそんなことも。

品種、というものであります。例えば今から数百年前に「沢庵漬け」として発生した「たくあん」は今とはかなり違っていた、と思われます。製法もそうですが原料の大根が違うからであります。・・・現在では「たくあん用の大根」もあるんだとか。そういうのと比べてみたらどうなるんだろう・・・と。
時代の変化と言えばそれまでですが。頑なに古いのを守り続けるのもどうかとは思いますが。・・・でも「におわないたくあん」てのは・・・なんだか別のものになっていくような気もするのですが。

01:01 AM | 固定リンク