01/12/2013
そりゃ無駄は省きたいですが
世界で生産される食料のうち、最大半分がゴミに(Yahoo!:AFP=時事)。・・・「最大」って何だろうとか思ったりして。てことは半分までいってないところもあるんだろうか、とか。
いずれにしてもそりゃムダは省きたいものであります。が、「捨てる」ことを前提としている今の社会で「ムダだから欲さないようにしよう」というのはどんなもんなんだろう・・・と。
例えば↑のイギリスの例での「野菜」ですが。
これは日本でもたびたびテレビなどで取り上げられてます。規格というのがあってこれを外れた野菜は流通に乗らない。もったいないではないか・・・と。たしかにもったいない話なんですが。この「規格外」の野菜を流通に無理に乗せるとかえってコストがかかるケースもあるわけで。つまり、場合によっては定価よりも高い値段で「規格外」の野菜をわざわざ買う・・・とかそういうことになる可能性もあるわけです。
だから、産地で農協などを通さずに「直売」するケースだとこういうのは逆に有効であります。現在の流通や取り引きではどうしても廃棄するしかなかった「規格外」なのですから、そういった手段で役立てる、というのは一つの手であります。
・・・あるいは果物なんかだとジュースにしてしまうとか。「果物」としての規格からは外れてしまいますが「原材料」の規格には合うわけです。こういう方法は他にもたくさんあるかと思われます。
でもこういうので消費される量、というのは廃棄される量のうちの、ほんのわずかな量なわけです。
・・・じゃあ、そういったもんも流通できるような仕組みを整えたらいい・・・。
相当数の誰かが「欲しい」ということになれば規格外でも流通させて取り引きを成立させられるわけです。そういった仕組みを作り上げることができれば、↑のようなムダは省ける、かも知れません。
・・・が、そういうのを作るまでにはお金と手間が非常にかかるわけです。「そんなのムダだからやめよう」と言うだけなら誰でもできるんですが・・・実際にそういうシステム作りました、てな話があんまりないのは(一時期コンビニの残飯で家畜飼育とかあったんですが・・・)なんだかなあ、とか思ってしまうのですが。
02:12 AM | 固定リンク