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12/14/2012
どんなロウソク
アンデルセン(Hans Christian Andersen)の「最初の物語」公文書館で偶然発見(Yahoo!:AFP=時事)。恐らくは本当の意味での「処女作」ではないか、とのことで。作家となってから書いたわけではなく少年時代の作品の可能性も高い、とのことであります。
アンデルセンと言えば童話で有名ですが。
→ハンス・クリチャン・アンデルセン(Wikipedia)
童話で双璧をなすグリム兄弟が各地の民話や伝承などから範をとったのに対して創作童話が多かった、とされています。一方でかなりの心配性であったらしく↑のwikiによれば『眠っている間に死んだと勘違いされて、埋葬されてしまった男の噂話を聞いて以来、眠るときは枕元に「死んでません」という書置きを残していた』(『』内↑wikiより引用)とかそういう話もあるくらいで。しかも生活にもそれほど余裕がなかったらしい・・・。
童話、と言うとなんだか夢の中のふわふわしたお話、みたいなイメージがありますが。そんな風に現実離れした作者が書いてるってのはほとんどないのでは・・・とか。作者の「本質」としてはそういったもんが必要なのでしょうけど、実際に書いてるもんと作者の「性質」というのはあんまし関係なかったり・・・と言うかむしろ全然違っていたりするような、個人的にはそんな風に思ったりしてます。
ところで・・・「獣脂ろうそく」。
まだ見つかったばかりでどんな内容なのか、↑記事には「自分の居場所を見つけられずに悩む1本のろうそくが主人公。やがて、ろうそくは火打ち箱に出会い、芯に火を付けてもらって初めて自分の価値に気付くという物語」(「」内↑記事より引用)とあるだけで詳しいとこは分からんのですが。
・・・これが火をつけてもらって存在価値見出したロウソクが、燃えていく、つまり役に立つにつれ己の身が削られていくことに気づく話・・・だったらなんか日本風だな、とか。あるいは最終的に己の身が消えてしまっても誰かを助けることができた、とかそういう話だとまた違ってくるのかな・・・とか。
実物がないので想像するしかないのですが。実際はどんなロウソクなのだろう、と。
03:25 AM | 固定リンク