11/26/2012
まず親など
身近なオトナが食っていけば子供は自然と食うような気がしますが。
「魚ソムリエ:お魚かたりべ」で魚の消費者離れを阻止(Yahoo!:SankeiBiz)。「手間をかけても食べる土壌を作る」という試みは大変に結構なのでしょうけど・・・昨今の事情からするとどうなのかなあ、と。たしかに魚の調理というのは手間がかかるもんですけど。肉の場合は丸ごと一頭からさばく、ということはまずありませんが魚の場合は丸ごと一匹さばく、ということはご家庭でもあるわけです。
そういったスキルがないのなら店の人にさばいてもらう、というのも手なわけです。
ただ、魚と肉の一番大きな違いは保存性ではないか・・・と個人的には思ってます。肉なら冷凍しておいてかなり適当?に解凍しても、まあ、どうにかなるのですが、魚の場合は解凍に失敗すると・・・ちょっとイヤな結末になってしまいます。
自分の場合、父親が釣り好きだったので幼少の頃から丸ごと一匹、というのは当たり前で・・・母親がさばくのを見て習ったので今でも自分でさばけます。・・・こういう人ってそれなりにいるのかなあ、と思ったら案外いないもんなんだそうで。さらにこういう事情があるので丸のままの焼き魚とか骨だけ残して全部食べちまうんですが、コレをやるとほとんどの席で驚かれたりします。中には「魚屋の息子だから」とかそんな噂が出たりして。いや、親父はフツーのサラリーマン・・・。
そういう経歴?もあるので特に思うのですが、親が食べりゃ子も食うだろ、と。
親が魚を調理して食べる、食べさせるということができれば、そういう流れを作っていけば世代が進むと自然と魚食うようになるんでは、と。これは魚だけではなく例えば読書とか。
本を読まない子供が増えている・・・同時に本を読まない大人も増えてます。当たり前な話ですが「本を読みなさい」という親自身が本を読む姿を子供に見せていない、とかそういうことになると・・・なかなか難しいのでは、と。
まあ、そういう自分は本好きですが・・・親が「読んでる」姿というのは実はあんまし見たことなかったりして。だから「絶対そうなる」というわけではなく・・・方法の一つとして考えられるのでは、と思いますけども。
・・・こういうのは何かのきっかけに、ひょい、と変わったりするもんでもあります。肩肘張って「広めよう! 阻止しよう!」とやっていくのもどうかな、とも思うのですが。
02:03 AM | 固定リンク