10/08/2012
むしろ作品の出来
が良かっただけなんじゃないのかな、と個人的には思ってますが。
「魔法少女まどか☆マギカ」ヒットの秘密にSNS(Yahoo!:オリジナル コンフィデンス)。実際、テレビアニメ開始直前まで内容はほとんど流出してませんでしたし、製作陣が非常に豪華で期待が持てそう、というのはありましたが・・・別にSNSがどう、とか秋葉原が、というのはあんまり問題ではなかったように思います。製作陣があれだけ豪華なら宣伝や広報関係だって力入れるでしょうし。一旦公開されてしまえばどんどん展開していく、というのはよくある話であります。
ただ、そういう「期待」にきちんと応えたからここまで来たのではないか、と個人的には思うのです。
本放送の後にこの「あれこれ」にも書きましたが・・・ひどい言い方をすれば目新しい要素も何もないアニメだった、と。しかし様々な要素の組み合わせや組み立て、さらに話の緩急や展開のタイミング、そういったものが非常に秀逸で・・・神がかり、というのは言いすぎかも知れませんが・・・そんなことまで思ってしまった作品であります。
こういうのを「エンターテイメント」というのだな、とか。
それ故に弊害?も負っています。初めて見た時の衝撃というのはとんでもないものなんですが、二回目以降となると。どうしても初回の衝撃を上回ることはできません。回数を重ねるごとに薄れていきます。・・・だから自分の場合「一回見たからいいや」ということにしています。いや、悪い意味ではなく・・・いい意味でもないか?・・・二回目は相当な時間を置いてから、と。映画のテレビ放送とかあったら、そんなタイミングで・・・いや、できれば十数年とかそれくらいは置いておきたいのです。そうすれば初回の時とはまた違った衝撃を味わえるのではないか、とか密かに期待していたりします。
今の時代、たしかにネットやSNSなどで気軽に情報を手に入れられますが、だからこそ・・・こういった「出来のいい作品」が好まれるのではないか、と思います。発信方法も増えてますから作品の数は劇的に増えているわけです、一昔前と比べると。しかし数だけあっても仕方ないわけです。
やはり人々に愛されるのは「良い作品」だ、という古来からの鉄則は変わらんもんだな、と(もちろん「埋もれた名作」というのも存在しますけども)。
02:02 AM | 固定リンク