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10/30/2012

軌道上に願いを

ISS(国際宇宙ステーション)への接続を果たしたスペースX社の「ドラゴン」無事に帰還(Yahoo!:時事)。・・・10/11にドラゴン、ISSへの初の正式接続(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック公式日本サイト)こういった記事が出ていたのですが。ISSに物資を運んで研究成果などを地球に持ち帰る。このミッションが民間の手で成功した、ということになります。今後もこんな風にNASAが民間に委託して・・・という話は多数出てくるとは思うのですが。
一応、と言うか「宇宙旅行」の予約が始まっていたりします(とは言ってもいわゆる弾道飛行、つまり一定の高さにまで行って帰ってくるだけですが)。これで本格的な宇宙開発時代の幕開けだ、とかそういうつもりはありませんが・・・ようやくこういうところまで来たのだな、ということは思ったりします。

ベラボーに金がかかるのが宇宙開発、というのは変わってません。が・・・それもどうにかできそうな、それが民間参入ではあります。
コストというのは最も大きな問題の一つであります。誰だって安い方がいい。そのためには官だけではなく民の力も必要、と。乱暴に言えばたくさんの企業が参入してくるとコストが下がるわけです(もちろんそういった関係技術の進歩による経済高揚とかそういう側面もありますけども)。競争原理も何も、利益を追求すればコストカットは当然ついてくる話ではあります。
・・・でもなあ・・・それだけでいいのかな、というのが実は正直なとこであります。

個人的には「官」の方でもうちっとでもISSを拡張・維持して欲しいなあ、と。
軌道上に人工建築物があるとないとでは大違いなわけで。そこを足がかりにしてさらに宇宙の奥へも目指せる。重力井戸の底から無理やり飛び上がるのではなく、軌道上からなら重力の存在を軽くできます。そっちの方がはるかにkソウトカットになる、と思うのですが。
そうなればさらに民間からの参入も見込めるでしょうし、何より「開発」が進められる。それにはまだまだ「官」がきちっと作って行って欲しいなあ、と。

・・・まあ、それでも今回の「民間の成功」というのは先が楽しみなもんではあります。素直に喜びたいのですが・・・現状ではなんかまだまだ色々無理があるのかなあ、とかそんなことまで考えてしまったりします。

02:03 AM | 固定リンク

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