10/13/2012
白黒はっきり
どうにもなんだかよく分からないのですが。
→Yahoo!サイエンストピックス:「iPS心筋移植」の成果に疑義
京都大の山中教授がノーベル賞を受賞した「iPS細胞」ですが、これを使って「臨床研究」つまりマウスなどではなく人間、それも患者に対して実際に治療を行った・・・という話が出てきたわけです。研究者の森口尚史氏という方で、ハーバード大客員教授・・・となってましたが当のハーバード大は「10年くらい前まで関連施設のマサチューセッツ総合病院の客員研究員だったがそれ以降は関係ない人物」と否定。
さらに平成22年に東京医科歯科大学と共同でiPS細胞を使ってC型肝炎の治療法を発見した、という報道は虚偽(iza!)という発表も。それまでほとんどiPS細胞の研究もしていなかった、という話もあり・・・どうなってるのかな、と。
実はこの「iPS心筋移植」の話、テレビのニュースでちらっと見たのですが・・・。
ちょっと気になった点がありました。「日本だったらこういう研究はできなかった」となってたんですが
「日本だと税金が使われるから失敗が許されない。でもアメリカは投資家がリスクを負ってくれるからここまでできた」
とかそんな内容で。
・・・いや、税金だろうとどっかのスポンサーだろうと結果出せなかったらそこまでじゃないの?と。たしかに投資家、つまりスポンサーはリスクを負う覚悟で投資するわけですがそういう意味じゃないだろう・・・と。
なんかそれでちょっと気になってたんですが。
・・・実際、こういう話は多いのかも知れませんけども。どこの業界・世界でも。
本当にそういう結果を残しているのなら胸を張って全てを見せたらいいわけで(かのゴッドハンドの例もありますが)。それがなーんか怪しいなあ、ホントウかなあ、とかそういう雰囲気になってるのは事実なわけで。白黒はっきりつけた方が森口氏だけではなく、今後の科学界にとってもいいことだと思うのですが。
02:06 AM | 固定リンク