10/11/2012
二つほど 10/11
海外で二つほど。
一つ目。インド。「焼肉パーティ開催を計画」→首謀者?停学に波紋(Yahoo!:産経)。「焼肉」と言っても焼く肉が鳥とか羊なら問題はなかったのでしょうけど・・・宗教上の理由から牛を食べることがタブーになっている場所の多いインドの話であります。
なぜタブーか、と言えば牛はヒンドゥー教では神聖な生き物だからであります。神話にも多く登場しますし、シヴァ神の乗り物だったりすることもあります(実は普通のウシが神聖なのであってスイギュウは関係ない、という話も・・・)。イスラム教の「豚はダメ」というのとはその辺が違っていたりします。
インドでは多くの州が「牛を殺す」のはもちろん牛肉持ってるだけでも法に触れることになるとか。
しかし、実はインドでも牛肉を生産している、というのは前にどっかで聞いたことがあって。↑記事によれば東南アジアに近い北東部がそう、とのことで。多民族国家(お札に十数の言語が記してあるのは有名)ですし、そういう面があってもおかしくはない、と言えばおかしくはないのですが・・・。
宗教、と言うより幼少期から教え込まれたことと食事に関する習慣というのはなかなか変わらないもんなんだそうで。例えば日本ではお椀を持ち上げますが韓国ではやらない。中でもヒンドゥーの牛とイスラムの豚というのは戒律として守る人が多いことでも知られていますけども・・・。
・・・なかなかこういうことは進まないかと思われます。民主的かどうか、という問題ではなく。文化としての問題になってしまうからであり・・・違う文化圏の人間にとってそれは宇宙人だか異世界人クラスの大きすぎる違いなのですから。
二つ目。中国。カシュガルのタクシー運転手が優しいワケ(iza!)・・・そりゃあ・・・たしかに。しかしこれじゃ「優しい」ってわけじゃなくて単に用心深いと言うか過去にそういうテロがあった、とそういうことなんでしょうか・・・?
ホントかどうかは分かりませんが。「俗説」というやつの一つにレディファーストの話があります。
欧米では常識?でアジアでも富裕層には広まっているようですが、男性がドアを開けてあげて女性を先に通す・・・アレであります。ま、今でも色んな議論がなされているようなんですが、実はアレはキケンがないかどうか女性を先に通しておいて様子を見るんだ、という話があったりして。ホントかどうかは知らんのですが。
他にもモンゴルでよその家に招かれて茶や酒をご馳走になる時に中指だか薬指だかの先にその茶や酒をちょっとだけ付けて、上へ弾いて下へ弾く。これは天上や地下の先祖や神に感謝を捧げる・・・というのは表向きで指に銀の指輪をはめておいて、そこへ茶だか酒だかを触れさせることで毒が入ってるか入ってないか見極める、とかそんな話もあります。いや、ホントかどうかは知らんのですが。
何事にも裏はある、とかなんとか。・・・それでも、そういう理由でもタクシー運転手が「優しく」なった、というのならそれはそれでいいことなのかも知れません。
02:58 PM | 固定リンク