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09/02/2012
「三人」の意味
ブラジルで初、女性二人男性一人の「三人婚」が受理される(Yahoo!:AFP=時事)。最初に思ったのは、一部地域や宗教で見られる異性を多数めとることができる「多重婚」とどこが違うのだろう、と。男性一人に対して女性複数、というケースが多いアレ(実際にはかなりの甲斐性がないと維持できんものらしい)ですが・・・そういう意味合いではなさそうではあります。
→シビル・ユニオン(Wikipedia)
これ、「男×女」だけではなく「女×女」も認める、ということなのかなあ・・・。つまりカタチとしては「・・・女1×男×女2×女1×男・・・」という構図。
「結婚」というのは色々解釈がありますが、「コミュニティ内では法的に同一位置づけになる」という側面もあります。これは日本ですけど、どっちかが死んだ場合、遺産は基本的に配偶者が半分・残り半分を子が分ける、ということになってます(もちろん「基本的に」で・・・その手のもめ事は後を絶ちませんけども)。これは解釈によっては夫も妻も一緒、同じ位置にいる、ということになるわけです。
・・・もちろんこれは「法的」な解釈ということになりそうなので。実際の立ち位置とか亭主関白とか鬼嫁とかそういうのとはまた違った問題であります。
そういったところでの「三人婚」なのかな、と。↑記事を読む限り、ですが。・・・しかし「多重婚」だって場合によっちゃそういうことになりそうですし。その辺はまた違った解釈ができるのかも知れません。多分に同性婚の問題も絡んできてるみたいですし。日本でこういうことができるか、と言えばかなりシビアに法律改正しないと無理でしょうし。
ところで。↑のwikiのページ、上からちょっと下くらいに「同性間のパートナーシップに対する法的見解の一覧」という項目があって、世界地図が色分けされてるんですが。
・・・アフリカや中東は基本、死刑とか終身刑とか重犯罪とか・・・南アフリカだけは「認める」法律が制定されたそうなんですが。・・・こういうとこでも地域差と言うか宗教観の差と言うか。ものの見事にユーラシア大陸のほとんどが「規定なし」てのも何か表しているなあ、とか・・・。
02:04 AM | 固定リンク