09/01/2012
自転車レーン・・・
国交省、道路構造令に「自転車道」「自歩道」の他に「自転車レーン」の規定も盛り込む方針(Yahoo!:毎日)。三つあるんですが・・・そうち規定のなかった「自転車レーン」についての規定を・・・ということのようで。
自転車は「軽車両」扱いなので、基本的には「車道の左側」を走ります。ただし、いくつかの条件下では「歩道を減速して走ってもよい」ということになってます。
が、それだと車道が狭い上に歩道もほとんどないような道だと危ないケースもあります。あるいは「車道を走る」を徹底できるほどまだ皆が慣れていない。しかし現行のように歩道を中心に走るような状況はあまり好ましいものではありません。
そのため「自転車専用道」を作ろう、という動きが出てきたのですが。
1 縁石などで車道や歩道と完全に区切られている「自転車道」
車や歩行者のない、完全に自転車だけの「道」となります
2 幅の広い歩道を区切って設置された「自転車歩行者道(自歩道)」
歩道ですから歩行者と「共用」ということになります
3 車道左端を線で区切ってカラー舗装された「自転車レーン」
車道を区切って車と「共用」ということになります
この3 の「自転車レーン」に関しても規定を設けよう、と。それ自体は問題はないのでしょうけど、「自転車レーン」てのは実はそれなりに実現しやすい割に意味がなくなる可能性も高かったりします。
・・・車と「共用」ということで場所によっては駐車されまくります。
中には境界線にバーのようなものを立てたりしているところもあるようですが、そんなものも何もない、ただ「色分けされた道路」だと普通の路肩と何も変わらず。結局駐車スペースとなって自転車は行き場を失い車道の真っ只中か狭い歩道へ進むようになる・・・可能性がなきにしもあらず、と。
歩行者と「共用」する「自歩道」だと結局は今までと変わらん、ということになります(こちらも境界線上にバーのようなものを立てたりしているところもありますが・・・)。
・・・結局のところ。自転車に乗ってる人・車に乗ってる人・歩行者全部が意識を変えないとダメ、ということになりそうであります。いや、その前にまず自転車。自分が乗ってるもんが金属の塊で人を害することができる、ということを周知徹底させる必要がありそうな。それと、自転車は交通法規無視してもいい乗り物ではない、ということも。
最低限信号くらい守りましょうよ。まずはそこから。小学生でも知ってることを大人がほいほい無視しちゃダメでしょうに。
02:01 AM | 固定リンク