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08/01/2012

あんなところに

東京タワー頂上から軟式野球ボールが(スポーツ報知)・・・耐震補強のため頂上にあるアンテナ支柱(東日本大震災の影響で曲がったことも)の付け替え工事を行ったところ、支柱の中から古い軟式野球ボールが出てきた・・・。
昭和33年に取り付けられてから、外部をいじることはあってもその「中」が見られたことは一度もない部位であります。やはりその当時からそこにあった、ということになるかと思われます。

しかしこういうのは古いお寺なんかでもあるそうで。
建て替えのために一度解体して木材などを調べて使えるものはまた使い、使えないものは代わりのものを探します。そうやって調べた時に落書きなんかがある場合もあるんだそうで。ほとんどは建築の際に当時の職人が残したものらしく(場所が場所だけにあまりいいことではないとは思われるのですが・・・もしかしたら現代とはお寺に対する意識が違ってたのかも?)。それはそれで貴重?な歴史的資料となっていたりします。
現代まで伝わっている歴史というのは実はかなり偏っていることも多く。しかもどうしても時の権力者側からの記載になってしまい市井の庶民の実情は分かりにくい、というのが実情だったりします。・・・その辺の資料、ということになるわけです。
今回のボールもある意味歴史的な資料・・・と言うより「なんでそんなとこに?」と一種ミステリめいた物品になってますか。それでも時間が経てばやはり「資料」ということになっていくのかも知れません。

ところで・・・軟式野球ボールってそんな昔にもあったんかい、ということで調べてみると・・・大正8年にはすでにそういうボールがあって、大正9年には軟球による少年野球大会も開催されただそうであります。カタチとしてはボールですからそんなに変わらんのですが、材質や細かい形状は様々に変化していったようです。
55年ぶりのフルモデルチェンジ! 「軟球」から“ディンプル”が消えた謎を追う(2)(日経トレンディネット)
↑を見る限りでは東京タワーのてっぺんにあったのは昭和25年から昭和35年まで採用されてた2代目のようなんですが・・・しかしなんであんなところにあったんでしょうね?

12:42 PM | 固定リンク

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