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08/29/2012

絶滅と絶滅危惧

かなり大きな違いがあるかと。
ニホンカワウソ、「絶滅危惧」から「絶滅」へレッドリスト記載変更(Yahoo!:毎日)。他に哺乳類で「絶滅」となっているのはオキナワオオコウモリ・オガサワラアブラコウモリ・エゾオオカミ・ニホンオオカミの4種。これらは昭和より前までは生息が確認されていた種なのですが・・・昭和以降も生息が確認(公式には1979年が最後)されていた種が「絶滅」となるのは初、とのことであります。
第4次レッドリストの公表について(お知らせ)(環境省)

実際、最後に目撃された高知県須崎市では「非公式」にはそれ以降の目撃情報があったりしますが。
ニホンカワウソというのはイタチの仲間ですが、↑記事にもあるように1mを超える、結構大きな動物だったりします。そのため見間違いは少ないかと思われますが・・・それでも目撃情報はあってもそれを十分に確認できていません。
同様なことはニホンオオカミにもあります。
今でも「非公式」な目撃情報はあるのですが、やはり確認できていません。・・・それぞれには熱心に保護活動を続ける団体もあります。しかしまだ確定できていないのが現状でもあります。

一方で「絶滅(野生絶滅)」から「絶滅危惧」への昇格?を目指している動物もいます。トキがそれで、現在放鳥事業が進んでこの間野生でのヒナが初めて誕生・巣立ちまで至りました。が・・・「5年くらい様子を見た方がいい」という国際自然保護連合(IUCN)の方針もあって今回は見送りとなりました。

その他↑の環境省の資料を見ると意外なことがあったりするのですが・・・「ハマグリ」とか。純正?の「ハマグリ」が絶滅危惧種に。いや、普通に売ってるのは別種なのでそこら辺は問題ないのでしょうけど、なんか複雑な気もします。
「ゲンゴロウ」も準絶滅危惧から絶滅危惧へ・・・やはり乱獲が原因のようで。前にテレビ番組で取り上げてましたけど、詳細な場所を示すとみんな獲りにくるから周囲はぐるっとモザイクかかってましたが・・・分かる人には分かるのかも、と。こちらはまだそういう動きはないようですけど、オオクワガタもやはり場所を秘す、みたいなことになってますし。

・・・こうやって少しずつ種が減っていくわけであります。・・・それを自然の成り行きと捉える向きもありますけど・・・やはりさびしいもんではあります。

01:02 AM | 固定リンク

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