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08/05/2012
陸か水か
陸で、ということになりそうであります。
ヘビは水中ではなく陸上で地面に穴を掘っていたトカゲの子孫だった(Yahoo!:AFP=時事)。・・・実は知らなかったんですが、ヘビの出自に関しては「水中で泳ぐため」と「陸上で穴を掘るため」の二つがあって、意見が分かれていたんだとか。それが今回陸上説を決定づける化石が見つかった、と。
考えてみれば奇妙な生き物ではあります。
セキツイ動物というのは「基本形」がある程度決まっています。その中でも特徴的なのが「4本の脚」で・・・見た目は「脚」のない魚類も胸ビレと腹ビレで4本・・・いや、この場合は「2本」と「一つ」ですか、それでも位置関係は哺乳類などと同じようなものになってます。
それがヘビには全然ないわけです(痕跡として残ってるのはありますけど)。
そのため独特の体をうねらせて進む方法を編み出しました。これは最近では「ヘビ型ロボット」という、せまいすき間にでも入っていける、災害救助の現場などでも活用できるロボットに応用されたりしています。
・・・まあ、その姿形ゆえにあまりいい目で見られないのも事実ですが。あるべき場所にあるべきものがない、ということでやはり古来から珍妙に思われていたのでは、と。
しかし一体どんな生き物からこんな風になったんだ・・・というのも論争の的ではありました。それが今回ある程度の方向性が出てきたことになります。今後さらなる化石などの証拠が出てくるともっと深く分かってくるかと思われます。
なお。ややこしい?ことに「アシナシトカゲ」という四肢のないトカゲも現存しています。中にはペットとして流通しているものもあったりして。
この「アシナシトカゲ」と「ヘビ」の違いはまぶたのあるなしであるとか、頭の形、尾の自切などにあるのですが・・・やはりヘビの出自とも関係があるのでは・・・とか。
01:27 AM | 固定リンク