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07/29/2012

単なる懐古趣味ではなく

まるで「オヤジ版ジャンプ」? 漫画ゴラクにメジャー漫画家が集結(Yahoo!:ダ・ヴィンチ)。これもいわゆる「時流」なのかも知れません。週刊少年ジャンプでは特にその傾向が強いのですが・・・少年誌はデビュー作(あるいはデビュー作同然の作品)が多かったりします。で、いざ連載開始して・・・ある程度まで続いて・・・そして連載終了。そこから「復帰」することはまずなく(もちろん例外はありますが)・・・同系列の別の雑誌へ移るか、それとも廃業・・・。

しかしここのところはまた少し事情が違ってきてます。
まず出版社の「壁」が薄くなってきたこと。違う出版社の雑誌にも描いたりすることがままあったりします。そして・・・世間の「マンガ」に対する姿勢の変化。何しろ今「オヤジ」と呼ばれつつある世代てのはちょうど「狭間」だったりします。少し上はゲームやマンガ、アニメにはほとんど興味がなく(むしろ害と思っていたり)・・・しかし少し下はそういったものに幼少の頃から親しんでいたりして。さらに下になると生まれる前からそういうのがあったわけで。
そういうぎりぎりの世代からゆっくりと今度はマンガどっぷりの世代が「親」になってくるわけです。その子供はどうなるか、大体想像はつくかと思います。

そういう時勢も反映して、様々な方向性が出てきてるわけです。昔の栄光をそのままに、単純に「わあ懐かしい」ではなくて「あの頃こんなこと描いてたけど今はこんなこと描くのか」と違いも楽しめる。好きな作家さんならなおのこと。描く場も状況が変わっても今も元気に活動してらっしゃる・・・というのは嬉しいことではあります。

こういう雑誌は実は結構出ていたりします。自分が今唯一定期的に買う漫画雑誌は「サンデーGX」という・・・小学館系統の、それこそベテランがひょい、と出てきたり新人さんも出てきたり。しかし方向性が明らかに「マニアック」なものだったりするのでその辺が楽しかったりします。
人気のある作家さんの作品、というのも悪くはないのですが・・・ここまで色々なものが出てくると色々な楽しみ方があってもいいかと思われます。その中の一つとして「オヤジ版ジャンプ」というのもアリかな、と思うのです。

02:01 AM | 固定リンク

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