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07/31/2012
がらがら
ロンドンオリンピック・完売のはずなのにガラガラ・・・券を買った当人が30分経っても来なければ席を開放する?(Yahoo!:産経) 4年に一度の世界的ビッグイベントですから、特に名の通った競技や人気競技のチケットはすでに完売状態・・・のはずがなぜか競技によっては席がガラガラ、という状態になってるんだそうであります。
理由の一つとして大会関係者やその家族に割り当てられた席、というのがあります。一般に販売するのではない席。関係者ですから優先的にチケットが入手できる・・・しかし試合には来ない。そのため空席が目立つ。一部ではそのチケットを高額で「転売」する関係者もいて、当局が調査に乗り出している・・・とか。
一体どんだけ配ってんだ、という気もしますが。高額なVIP席ががらがら、というのも・・・なんだかなあ、と。
それでもこういう事例はどこでもあるのかも知れませんが。
オリンピックはアマチュアの祭典、と以前は言われてましたが・・・今は競技によってはプロ、つまりその競技でメシ食ってるもしくは収入のある人たちの参加も可能になってます(そのためオールスタープレイヤーが集まりすぎて格が違ってしまう試合も?)。さらに運営側もスポンサー制度を採用。一業種につき一企業、というくくりはありますがスポンサー料をもらって運営する、ということになってます。
これらは別に悪いことではないのですが。ただ、オリンピックの元々の性質、というか存在理由からすると・・・行き過ぎてしまうとちょっとおかしなことになりそうな、そんな気がしています。
商業主義がどう、ということではなくてどっかにおかしな「きしみ」が出てくるのでは・・・と。その一つがこの「ガラガラ」なんではないのかな、と。
もちろん関係者やスポンサーに配るのも別におかしなことじゃないんですが・・・ここまで「ガラガラ」だと相当数配ってることになります。そこまでする必要があったのかどうか、精査してなかった、ということになります。そして恐らくはこのことだけではなく、他にも何かそういう「きしみ」があるのではないか・・・と。表に出ていないだけで。
がちがちのマアチュア主義、というのもどうかと思いますが過度に商業主義に傾くのもなあ、と。その辺のバランスが今後大事になってくる・・・のかも知れません。
12:09 PM | 固定リンク