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05/05/2012
意外と多いかも
とかそんなことも思ったんですが。
「高速で泳いでいた」?新種シーラカンス、カナダで発見(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)。シーラカンス、と一口に言っても現在生きている種とはまた違った種が存在していた可能性は非常に高いかと思われます。そもそも「生きた化石」と言われていますがアレがあのまんま何億年前の海を泳いでいた、というわけではなく。アレに近い種が泳いでた…非常に似た化石が出てきてる…ということであります。
…それだって非常に珍しいことなのですけども。化石で出てきた生き物とほぼ同じ形態のが生きてる…というのはよく考えたらすごいことではあります。
そんな現生シーラカンスなのですが。…生きて泳いでる姿、というのは実は結構長い間ナゾで。何しろ相手はかなり深い海にいますし数もそれほど多くない。そこで一番多く出てきた意見が「胸ビレと腹ビレを使って海底を歩いている」というものでした。たしかにシーラカンスの類は胸ビレ・腹ビレなどに「柄」があるのでこれを使っているのでは…とされたのでした。
しかし後に泳いでるフィルムが公開されると。そこにはゆったりと泳ぐ(あんまし泳ぎが上手そうではない)姿が。時折逆立ちしたりして…ヒレの使い方がなんだかマンボウみたいな泳ぎ方でした。
が…どうも時代が時代となると↑違うようで。このシーラカンスは体形的に高速で泳ぎ回っていた可能性が高い、と。
大量絶滅後のライバルが減った海でそういった進化を遂げたのでは…と。たしかに生き物てのはそれぞれが密接に関わってるもんなので、どれかどこかが欠けるとそれを埋めるように何かが変化する…というのはありそうな話ではあります(しかし数百年とかそんな簡単に変化したりはしませんけども)。
しかし。そんな「高速シーラカンス」もやはり後からもっと「性能」のいい種が出てくるとやがて消えていってしまった…恐らく活躍していた期間というのは非常に短いと思われます。そんなピンポイントな期間の化石、というのもなかなか見つかるものではありません…。
…いや、でも…実はこういう「壮大なる失敗作」というのは意外に多いかも、と個人的には思うのです。もしかしたら身近な生き物が実は…とかそんな可能性もゼロではありませんし。
02:09 AM | 固定リンク