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04/12/2012

よくあったことじゃないけど

全くのゼロ、とは言い切れないような。
日本人の末裔? スペインの「ハポン(Japo'n)」さんDNA鑑定へ(Yahoo!:読売)。スペイン語では「Ja」は「ハ」に近い発音をするので「ハポン」と言えば「日本」ということになります。…出身地を名前や姓にする、というケースはあちらではよくあることらしいので(ドン・キホーテもそうなんですかね「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」)、日本から来た人間が「ハポン」と名乗ってもおかしくはないわけです。
ただ…どこからどういった由来で来たのか、というのはたしかに興味をそそる話ではあります。

↑に出てくる「慶長遣欧使節」関連の頃以降、日本は鎖国してしまい海外との窓口は長崎のみ…となってます。そのため外国や世界の情勢を数百年に渡って知ることができなかった…と。そのため明治になって開国すると大変な混乱が起きた、と。
大体はそんなもんだと思うのですが、自分としてはなんかそこまでかっちこちに正に鎖で縛り倒して国を閉じてたわけじゃないんじゃないかなあ…とか思うのですけども。

タイの山田長政の例もありますが。こちらは鎖国前に活躍?した?とされてる人物ですが。
少なくともタイには日本人街があったようで。何かのテレビ番組で何か(何だったっけ…)日本語の名前がついた橋か何かが今でも残っている、とやってたんですが…ソレ見た時にすごく疑問だったのが
「なんでその頃からの日本人の末裔が出て来ないのだろう?」
でした。実際はそういう方々が今もおられて生きてらっしゃるのかも知れません。でもその番組見る限りではそういう話がとんと出てこなかったので…。戦争のこととかもありますんで、そういう事情もあったのかも知れんのですが。

…日本人が海外に全然出なかったわけじゃないのでは、と。…で、その人たちの末裔というのはまだどこかにいるのでは…。

ロシアに漂流した大黒屋光太夫一行でもロシアに残って結婚した人もいます。でもそういった記録が残っていないケースも多々あったのかも知れない。長崎に入る船は役人もかなりきびしく調べますが、出て行く船はそうでもない、という話(シーボルト事件の発端…)もあります。密航が常態化していたとまでは思いませんが、そういう例がいくつかあったのかも知れない…。

「スペイン(バスク)」「日本人」と言えば司馬遼太郎にそういう短編があったような。完全に鎖国する、というのは実はほぼ不可能で、何かしら小さなことでも何でも外から入ってきては…出て行くことも、ある。
世界は実は繋がっているのですから。否応なしに。

02:01 AM | 固定リンク

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