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04/10/2012

そっとしておく?

今年で沈没100年。タイタニックに迫る「危機」?(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) 実際、今月15日で100年となるので…それに合わせて当時の雰囲気をできるだけ保って出港・沈没現場付近で式典を行なう(Yahoo!:NNN:動画ニュース)、というイギリスの旅行プランもあるとか。
…まあ、「熱狂的なファン」というのもいるみたいですし、一種のイベント…という見方もできなくはないですけど。まだまだ遺族がご存命、ということを考えると…なんか複雑ではあります。

↑の「危機」というのは潜水艇によってホンモノの「タイタニック」への損傷が増しているのではないか…ということであります。映画「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督が自ら潜水艇に乗ってホンモノを見に行った、という話があります。潜水艇なら潜水に関してシロウトでも潜ることはできます。…と言うよりあんな海底に潜水服着てでも出るのは非常に危険であります。訓練すればそういうことができる、とそういう話もありますが、そこまでやるもんなのかどうか…。
で、観光目的の潜水艇が船体を破損、というのもなあ…ツアーを企画してるディープ・オーシャン・エクスペディションズ社のマッカラム氏の「むやみにぶつけるわけがない」という言を信じたいところではあります。ゴミ…ああ、でもたしかに浮上する際のバラストは多数ばら撒かれてる可能性は非常に高いですか。

しかしそれでも「船体の汚れを落とし、ロボットを使って防汚塗料を塗るための許可を申請しているのだ」(「」内元記事より引用)てなとこまできちまうと。なんだか違った方向へ進んでやしないかい? とか思ってしまうのですが。…そっとしておいてもいいんじゃないか、とか…。
例えば戦艦大和も沈んでる場所が分かってますが、今のところ「船体の汚れを落とし、ロボットを使って防汚塗料を塗ろう」てな話は出てきてません(大和の場合は艦橋が吹っ飛んでて船体が真っ二つになってるから、てのもあるかも知れませんが)。
…その辺、日本人の感覚とは違うのかなあ、とか。でもタイタニックがそういう「海底の電子博物館」になったとして…関係者はどう思うのでしょうか。その辺も、ちと気になります。

02:10 AM | 固定リンク

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