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04/01/2012
あったかいorあったかくない
日本でも消費税関連の法案が閣議決定されましたが…。
イギリスの付加価値税(VAT)、かかるかかからないかは気温次第?(Yahoo!:時事) イギリスの「消費税」には一応の「決まり」があります。それは食品など生活必需品にはかけない、というものなのですが。しかしレストランなどの食事代には20%の税がかかってるわけで…。
どこまでが「生活必需品」かそうでないか、ということになってきたようであります。
食料品は基本「生」で買いますから「温度」はほとんど気にする必要がないわけです。しかしいわゆる「お惣菜」となると気温は上がります。そして…そういう物品は果たして生活必需品なのか…と。外食してる、と言えば外食してるようなもんあですから、「室温以上なら外食」ということで課税対象になってしまう…というのは考え方の一つではあるのですが。
…イギリスの外食事情(一般家庭でお惣菜が当たり前のように食されているのか、とか)がよく分からないのであまり大きなことは言えんのですが。
しかしコレ、日本で当てはめてみるとやや、と言うかかなりビミョーな話になりそうで。
例えば「お弁当」ですか。売ってる時は室温程度…いや違うか。手で持ってみてほんのりあったかい、ということはどう少なく見積もっても30℃は越えてるわけで。日本の標準的な気候で30℃越える、ということは夏の盛りのまっ昼間ということになりますが…夕方とかだったらそんなに高いわけもない。
んじゃあ、冷凍食品をまとめてトレイに乗せて「じゃあ、家でチンしてくれ」とかそういう形態の持ち出し前提のレストランなら非課税なんだろうか…。
どうにも穴がありまくり、と言うか何と言うか…すでにそういうのがイギリスではあったりするのかなあ…その辺も、ちと分かりませんが。
ただ。こういうのは万国共通なわけで。国としては税金という名のお金が欲しい、しかし国民はなるべく払いたくない。その辺の駆け引きと言うべきなんでしょうかね。…まあ、どこの国の政治家も似たようなものだと思われますので、税の対象が広がる(あるいは税率アップ)時にヒーローのように現れれば支持する人たちも増えるのでしょうけど。
…ま、結局はなんだかんだでなし崩しに「やっぱ税上げないと」なるんだろうな、と。やはりどこの国も変わらんもんであります。
02:34 AM | 固定リンク