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02/04/2012

…帰れない

実際、かなり切実な問題になりそうであります。
東京湾北部震源でM7.3設定の大規模訓練(iza!)。「まさかそんなこと起きないよ」とはもう言い切れないご時勢であります。いつ何時巨大地震が起きるか分からない…。
↑この訓練は特に「帰宅困難者」を対象に行なったものであります。
東日本大震災の時もそうでしたが(東京は直接的な被害、というのはあまりなかったのですが)そういう事態になると大規模な交通網の寸断が予想されます。そうなると東京へ働きに来ている人たちは家族のもとに帰れなくなってしまいます。基本的にそうなると電話はほとんど通じませんし。そういう「帰宅困難者」をどうするか、というのが今回の訓練の目的でもあったわけです。

本当は無理に帰ろうとしない方がいいのかも知れませんが…心情的にもなかなかそういう風にはいかないものかと。企業によっては数日程度は社員や関係者を預かれるようにしているところもある、と聞きますけど。それでもあれだけ大量の「帰宅難民」を預かれるかどうか、となると…さて。
去年の3/11の時は相当数の「帰宅困難者」が出ています。
自分の住んでるところ、というのは幹線道路のような、ちょっと大きな道路が通ってます。…みんな歩いて帰ってくるんですな、やはり。夜中になっても人の流れが途絶えなかった記憶があります。

そういうところでの海自や米軍による「海上輸送」というのは大変に興味深いアイデアだと思われるのですが…どこまで実現、と言うか実際の現場でどこまで通用?できるのかなあ、と。そういう協定が米軍とあるわけでもありませんし(結局は善意)海自もどこまで動けるかどうか。
超法規的措置、というのも…なんか違うような。でもこういうアイデアを出せるような場、考えるきっかけとしての「訓練」というのもあるのかも知れません。実際にやってみないと分からないこと、というのも結構あるものですし。

02:03 AM | 固定リンク

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