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02/27/2012

「規範」とは言うけれど

難しそうですなあ。
日米豪EUが「宇宙活動の国際行動規範」策定へ(iza!)…とは言っても。すでに2007年に「大罪」を犯している中国の参加を求める、てのはかなり難しいことだと思われます。
デブリの大量拡散が確実に起きることを十二分に承知のはずなのに、弾道ミサイルによる衛星爆破実験を行なった国であります。たった5年程度でその認識が変わるとは思えません。

その辺はロケットに限ったことではないのですが。いい捉え方をすれば「規範」の大きな変更ではあります。いわゆる「欧米」中心の世界からアジアへの変換を促す…さらには「キリスト教」中心から「イスラム教」など他宗教へのシフトでもある、と。
…しかし実際のとこは「皆を納得させての変革」ができないから「ゴリ押しで変える」ということになってる…という見方もあります。そもそも紀元前とかそういう年代ではイスラムやアラブの「力」というのはかなりとんでもないものがあって、ヨーロッパなんぞはその下に付いてるに過ぎなかった、とかそういう話もあります。
しかし起源以降、ヨーロッパの力は増しアラブを含むアジアはおちていってしまった…。

それにしても「変わった」理由というのがあるわけで、現状のように単純なカネや力(レアメタルとか人件費とか)だけで変わって行ったわけではありますまい。そういったところを認識している人は当の中国にもいると思うのですが…?
なんかもうちっと「よそ」を見てくれたらなあ、と。無駄な闘争をせずとも「変える」ことはできると思うのですが…そういうとこまでは無理なんですかねえ…。

さらにもう一つ。↑の「宇宙活動の国際行動規範」に…ロシアの名が出て来ないのはなんでなんだろうなあ、と。ある意味中国よりも多大な影響を軌道上に与えている国家だと思うのですが…?
まだまだ色々なしがらみがありそうではあります。

02:52 AM | 固定リンク

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