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02/28/2012

実は身近?

大分大、狂犬病ウィルスを破壊する酵素を開発(Yahoo!:毎日)。人間への応用はまだまだ先のようですが…もし有効ならばたしかに「不治の病」ではなくなることになります。

「狂犬病」とは犬などウィルスを保持している野生動物に噛まれたりすると伝染する病気で…発症したらほぼ100%死ぬ、とされています。
狂犬病について(厚生労働省)
潜伏期間が長いのも特徴の一つであります。症状は当初は風邪のようですが…いくつかの段階を踏み、水や強い光を恐れたりするようになります。その様子はまるで獣のようでもあり…一部では月を見て変身する狼男伝説は、狂犬病患者がもとなのでは…とされています。実際、世界のほとんどの地域で見られる病気ではあります。

でも日本ではあまり聞きません。…1950年に狂犬病予防法が制定され、飼い犬には狂犬病の予防接種が義務付けられました。さらに野良犬の駆除なども。…最近「野良犬」というのを見かけなくなりましたが…そういうところから効果があって、日本は世界でも珍しい「狂犬病のほぼない国」になってます。
…何度か「海外で野生動物に噛まれ」て帰国してから発症、というケースはありますが。

それでも長い年月をかけてようやく現行のようになったわけで。飼い主が予防接種を怠ったり(犬が注射を痛がるから…とかそんなんがありそうな)すると以前の段階に戻ってしまう可能性もあります。
そういう時のためにも↑のような薬ができるといいのですが…まだまだ研究段階なわけで。実用化はまだまだ先のようであります。しかし狂犬病以外にも応用がきく、とのことですからそっち方面でも期待が持てそうではあります。

03:49 PM | 固定リンク

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