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02/29/2012

困難と言うより無理

急増するニホンジカの食害について、安部長野県知事が「オオカミ導入は困難」(Yahoo!:毎日) 前に「あれこれ」でも書きましたが…これは天敵であるオオカミを導入してニホンジカの数を減らそう、という試みであります。実際にカナダや欧州では導入されていて、一定の効果を上げている、という話もあります。

日本の場合はニホンオオカミの絶滅によりシカの類が増えたのでは…とされているので導入ではなく「再導入」ということになるんだそうで。
ただ、相手は野生動物なので100%コッチの思惑通りに動くかどうか分かりません。
さらにオオカミは群でかなりの広範囲をナワバリとします。↑一つはそのため「困難」となっています。どうしても国土が限られる日本と敷地に余裕のある外国とを同じに扱うことはできないわけです。

そして…コレが一番大きいと思うのですが。…オオカミなんか放しちゃって大丈夫なんだろうか、とそういうことになりそうで。
外国のケースでは人的被害というのはほとんど出ていない、とされています。元々「オオカミが人を襲う」というのはかなりデフォルメ入った情報であり、野生のオオカミの生息域(山の奥深く)に人間が立ち入ることでのトラブルはあっても平地の家畜を襲うついでにヒトも襲うことはまずない、という研究者もいます。
…この辺ヒグマなどと同じなのでしょうか…いや、ヒグマの方が生活域がヒトに近い分どうしてもそういったことは起きるけども、オオカミはそうでもない、とかそういう話も。

いや。本当は「襲わない」動物であっても、イメージでは「襲う」動物なわけです。大多数の日本人にとっては。そういうとこが大事なのかも知れません。
今後ゆっくり時間をかけてオオカミのイメージを「浄化」することができれば受け入れられるかも知れません。しかしそれにはかなりの時間…数年とか十数年では無理…が必要かと思われます。
そこまでするくらいならハンターの体制を整えた方が早かったりします。現行、高齢化等によるハンターの減少が危惧されてますが、行政から何らかの補助を付けるとか「職業狩人」の設置とか。そういうことの方が(相手は人間ですし)早い、ということになるのかも知れませんが…。

12:59 AM | 固定リンク

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