« みんな見てるんです | トップページ | 「規範」とは言うけれど »
02/26/2012
取り組みとしては
興味深いのですが…何でしょう、なんかどっかにミョーなわだかまり?が…。
京都市が家賃4万円で漫画家の卵を募集、京都の「トキワ荘」を目指す(iza!)。「トキワ荘」というのは言わずと知れた、昭和に若い漫画家たちが集まって住んでいた下宿のことで…藤子不二雄や赤塚不二夫、石森章太郎などを輩出した場所でもあります。
そういう「場」を作ろう、という取り組みはたしかに興味深いんですが…。
過去に何度かそういうのがあったような記憶もあります。…が、大抵は途中で頓挫してたような。
意図的に「集める」となんかどっか違ってきちゃうのかなあ、とか。↑の本家トキワ荘は「結果的」に集まってしまったわけで(様々な事情があったようで…)、そういうとことは違ってきちゃうんじゃないだろうか、と。
マンガに限ったことではないと思うのですけれど。創作する人たちを「集める」というのはなかなかに難しいことではないのかな…とか。いざ「集まって」も何か成果が出るのか、とかそういう話になってきそうですし。
大学なんかで「マンガ学」のようなものを学ぶ…というより純粋に学問的興味から、という「研究者」ならなんとなく理解できるのですが。それを己の表現に生かそう…という「表現者」になるとなんかこういう作為的?人為的?なものが絡んでくると、どうもなんかしっくりこないような、そんな気がするのです。
…まあ、↑は全部自分の個人的見解ですんで…実際にどうなるかは分かりません。案外、ひょい、と名作や優れた創作者が出てくるかも知れません。どんなことがコヤシになるか分かりませんし…何よりバックアップがある、というのは非常に心強いもんではあるものです。
02:02 AM | 固定リンク