12/26/2011
名前のつけ方
興味深いお話であります。日本とは事情がかなり違うようで。
北朝鮮・金一族世襲にみる異常な名前のつけ方(iza!)。金正日氏が亡くなって色々ある北朝鮮ですが。…こういう名前のつけ方は日本だと結構ありそうなんですが…たしかに韓国や北朝鮮の人にはなさそうな名づけ方ではあります。
調べてみると「陰陽五行説」に基づく名づけ方は「トルリムチャ」というそうであります。
韓国の人のいわゆる「名字」というのは日本ほど多くありません。5つくらいでほとんどを占めているんだそうですが…同じ名字でも「出自」が違う場合があるそうです(近年までは「同じ名字の人と結婚してはいけない」と決まっていたんですが、それは「同じ出自の同じ名字の人と結婚してはいけない」という意味だったとか)。
そして同じ出自の同じ名字内で「この世代の子にはこの漢字を用いる」とか「次の次の次の世代の子には『火』にちなんだ字を使う」というのがあらかじめ決まっているんだそうであります。そういう「譜」がそれぞれにきちんと伝えられていて名前を見ると「あ、何代目だ」というまで分かる、とか。
→『トルリムチャ』に関連する質問・疑問一覧(OKWave)
しかし最近では韓国では「漢字ではなくハングルを使おう」的な風潮(国家も後押し)もあって漢字を使わない「名前」というのもよくあるそうですし…トルリムチャそのものも用いられない場合もあるとか。まあ、そういう伝統からの脱却というか離脱というか、その手のことはどこの国でもよくあることではあります。
北朝鮮と韓国だとどこまで名づけ方が近いのか、そこまでは分かりませんが…。
国内での順位「1位」の人物がそういう伝統を守らないというのはどうか、とか思いますし。他の家とは違うんだ、神聖なる家なんだ…というのもどうかな、と。祖先をかなり敬う国でそういうことやるかな…とか。むしろ「偉大なるご家族はこのように偉大なる父祖を敬い…」とやった方が人心掌握できそうな。
…実は別の正式な、伝統に則った名前が別にあって今認識されてるのは別の意図があって表に出してるんだ…とかなんかそんな陰謀めいた事情の方が合ってる?のかもしれません…?
03:18 PM | 固定リンク