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12/06/2011

ある意味普遍的な

今後はどこの国でも起こりそうなお話なのですが。
アメリカ・カンザス州。女子高生が知事に勝利(iza!)。…最初は今度は女子高生知事(年齢的にムリか…)かよ、とか、なんかの試合で女子高生が知事に勝っちまったのか? と思ったりしたんですが。実際のとこは学習プログラムでの知事の挨拶中に女子高生がツイッターやってた、と。
しかもその文言が『知事に直接あんた最低と言ってやった』とかそういう悪ふざけの類。しかし知事周辺のスタッフにはいわゆるネットやツイッター監視の連中もいて、これを発見(さすがに起訴とか通報とかそういうことまではせずに「残念」の意を伝えるようにしていた、とのことで)。
…が、発見したスタッフが学習プログラムの主催者に通知。そこから騒ぎが大きくなって女子高生は説教・謝罪の手紙を書け、ということになったけどそれを拒否。そのことが「権力者に対抗するジャンヌ・ダルク」みたいなイメージになっていって…。

まあ、何と言いますか。国によって感情や判断てのは違いますけども。個人的には…「お前、何を学習しに行ってたんだ」と。
日本の高校だとあんまし実感ありませんが(出席日数とかテストの点が悪すぎた時とか?)アメリカの場合は大学と同じような「単位制」になってるとこが多いとか。ある程度自由に授業(むしろ講義)をとることができるけど、一定以上の単位を取らないと卒業、場合によっては進級もできない。この「立法の仕組みを学ぶ学習プログラム」もそういった単位取得ができるプログラムの一つだと思うのですけれど。
…そういう場で、まあ、知事は挨拶中でしたけど、スマホ使ってツイッターかよ、と。

さらに「言論の自由」というのも出てきてますが、コレ、別に言論でも何でもないただの悪口であります。しかも陰でこっそりと。目の前に知事がいるのだから、本当に「あんた最低!」と言ったんなら話は違ってくると思いますが…こそこそ隠れて発言しておいて「自由」も何もないもんだ、と。…ツイッターは別に匿名ではないのですけれど。
「責任を持って使えるようになるまでスマホの電源を切りなさい。自分の娘だったら謝罪の手紙を書かせている」(「」↑記事より引用)というワシントン・ポスト紙のコラムニスト、ルース・マーカスさんの意見には大いに賛同であります。

…でもなあ…こういうのって日本でもありそうなのですが。バレなきゃ何してもいいって風潮はいつの時代でもあるのですけれど、ネット関連になるとタガが外れるケースが多いと言うか何と言うか。どんなカタチの社会でも見えないルールは存在していてそれを勝手に破る「空気読めない奴」てのは必ず嫌われる、てのはどこでも一緒だと思うのですが。

03:17 PM | 固定リンク

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