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12/28/2011

違う柳を探してみては

来年1月放映開始「輪廻のラグランジェ」で千葉県鴨川市が町おこし(Yahoo!:時事)…ということなんですが。そりゃあ、たしかに関連地域へのファンの「聖地巡礼」などでアニメによる町おこし、が成功したと見られるケースもありますけど。…そんな簡単にいくもんなのかどうか。実はこれまで結構な数「ご当地アニメで町おこし」というのはあったのですけれど…成功例というのは実はそんなに多くはないのでは、と。

「輪廻のラグランジェ」のPVでは「鴨川」とはっきり地名を出しているので、鴨川市とタイアップでもしてるのかな…と思ったのですが。そういう方法は今までもありましたけど、やり方としては今後も注目していきたいところだったりします。色んな方面と繋がりを持っていくのは決して悪いことではありますまい。
ただ…何でしょね、このアニメでいいのかなあ、と。
昨今のアニメは多方面にその方向性を伸ばしています。一昔前のように「子供むけ」オンリーではなくエンターテイメントの一分野になってきてます。テレビでドラマやバラエティを観るのと同じ、映画や音楽鑑賞などと同じように。…まあ、そこまで至ってない、あんなものは所詮子供だましだ、という見方があるのも事実ですけど。

話の内容的にこれはサザエさんとかちびまるこちゃんのように一般のお茶の間向けなんではないか、というアニメもたしかにあります。…でも日曜の夕方はおろか平日の夕方にも放映できない。これは内容がどう、スポンサーがどう、というのではなく絵柄が問題なんではないか…と思うことがあります。
単刀直入に言えば「オタ向けの絵は嫌がられる」ということであります。
目が大きい・登場人物に女性が多い…などの要素がどうも嫌われているのではないか、と。もちろんその手のお色気あぴーるなんぞはもっての他で。そういうのも十分に許容範囲に入れることのできる、今現在アニメやゲーム市場を支えている層は、一般から見れば「奇異」「受け入れられない」となっているわけであります。
…まあ、そもそもからしてそういう一般向けのコンテンツではなかったわけで。今は一種の過渡期で、もしかしたら百年くらいしたら変わってるのかも知れませんが。ま、エンターテイメントなんてみんなそんなもんだとも思いますが。

なんかこのアニメもそんな匂い?がするな、と。一般の人からはどう見えているのか…放映されてみてから判断してみても良かったんじゃ…と。「らき☆すた」とは大分趣きの違う作品みたいですし。

柳の下の二匹目のどじょう…いるんですかね。三匹目以降。そろそろ違う柳を探してみた方がいいんじゃないのかな、と個人的には思ってるのですが。

05:02 PM | 固定リンク

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