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11/21/2011

11/21という日

なんでこんなに時間かかっちまったんだろう…。

第3次補正予算案成立…12兆円規模(Yahoo!:ロイター)。今回の補正予算案のキモは「震災復興」であります。これまで「震災復興に税金使うよ」ということは明言していたのですが、「どこにどれくらい、こっちにこれくらい、財源はこういうふうにするよ」という具体的なことが正式に決定したことになります。
つまりはこれでようやく復興へ向けて国や政府としてばりばりお金をつぎこめる、と…。

…おそい。
震災は3/11ですから11/11の時点で8ヶ月。なんでこんなに時間かかっちまったんだか…被災地の方々の心労は計り知れないものがあると思われます。もっと早くに成立していれば今の状態よりはもっとマシになっていたかも知れない…。
たしかに未曾有の大惨事ではありました。地震だけではなく津波や原発事故。だからと言って遅れ放題遅れてもいい、というわけではありますまい。その辺はどう釈明するつもりなんでしょうか…?

そしてオウム裁判が全て終結…強制捜査から16年(Yahoo!:時事)。実はまとも?に裁判をやり続けると100年以上かかるんじゃないか…とも言われていた一連のオウム裁判であります。しかし効率化や裁判のあり方を促進するために様々な手法が導入されたため、16年でなんとか終結…ということになりました。

16年。あの強制捜査の頃に生まれた子供はもう高校生ですか…。
実際、オウム真理教の後継団体とされるアレフやひかりの輪には事件を知らない、若い世代の入信が増えているんだそうであります。強制捜査よりも前に生まれて、物心つく前にあの大変な騒ぎが収まってしまった世代にとってはすでに一種の「過去の出来事」みたいになってるのかも知れません…。
2団体とも謝罪のコメントみたいなのが出てるそうですが、それで終わりにできるようなものではありますまい。今後何十年かは様々な被害を受けた方々はもちろん、実際に「アレ」をテレビで観て報道で知ってる世代が日本に存在していくのです。そうそう忘れられるものではありません。
…しかしその後はどうなるんだろう、と。歴史をひもとけばたくさんの事件や犯罪が出てくるわけですけど、当事者がいなくなって変化していく…というのはよくある話であります。…この事件もやがてそうなっていってしまって、やはり「過去の出来事」にすぎなくなってしまうのでしょうか。
それはある意味当然なのですけれど。なんだか哀しい話ではあります。

03:59 PM | 固定リンク

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