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10/19/2011

えいぎょううんこう

アメリカ・ニューメキシコ州南部に「スペースポート」完成(Yahoo!:読売)。これはヴァージン・ギャラクティック社によるものでこの「宇宙港」から飛び立った機体だと約4分間の「宇宙空間体験」ができる、ということになってます。
ヴァージン・ギャラクティック社というのはあのヴァージングループの一員でもあり…ヴァージン・エアと言えば観光目的の宇宙飛行を目指して色々やっていた会社でもあります。そんな関連会社が来年には「営業運行」を開始する、と…もちろんお値段はかなりするようですが、それでも日本人を含むかなりの数の予約が入っているとのことであります。
Welcome | Virgin Galactic

一応現在でも「宇宙空間体験」をすることは可能です。しかしそれにはベラボーなお金(↑の料金なんかよりはるかにお高い)と厳しい訓練、そして膨大な時間が必要になります。つまり、一般人にはまず無理な世界ということになります。いわゆるセレブと呼ばれるお金持ち…それも体力精神力共に充実してる人のみだったりします。
↑これはそういう訓練などは必要ないようで。その代わり、と言うか…約4分間の「宇宙空間体験」ができます、という程度だったりします。無重量や地球を生で「外」から見れる、というたしかに他ではできない体験なのですが…ISSに滞在できる現行のものとは大分違ってきます。
…でもやはりそれでも行けるもんなら行ってみたいもんではあります。

今回完成された「宇宙港」は専用の機体が飛び立つ場…ということのようで。見た目はフツーの空港とそんなに変わらんのではないかと思われます。
しかしここから飛び立った飛行機(双頭の間にもう一つ頭)は間の「宇宙機」をジェットで必要高度まで運んで行ってそこで切り離し。「宇宙機」はそこでロケットに点火、「宇宙空間」を目指すことになります。
…通常の地上からの打ち上げとは違い、途中まで他の機体に運んでもらうことでこんな風なシステム?になってます。…それと機体が非常に小さくて軽いことも。通常のロケットなら必要機材や運搬する荷物が山のようにありますが…最高で人員8名ならこれくらいでも可能なわけです。

いちいち必要機材を持って上がらないといけないのが現行のロケット事情でもあります。機材を軌道上に置いていて(つまり宇宙ステーションの運用を大幅拡大して)人員とちょっとした荷物だけこういう風に上へ上げる…という風になれば軌道上、いや「宇宙開発」も進むかな、とか思うのですが…状況が状況ですから…。

それでもどんな形でも、商用でもこうやってどんどん行けるようになる、というのは期待したいところではあります。…やはり一度は行ってみたいもんなのですが…どうなるのかなあ…。

04:34 PM | 固定リンク

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